2020/05/12 00:56

5月9日(土)はGWの振替出勤日ということを前日に知りましたが、9年前北京留学していた時は5月1日しか休日ではなかったのでしっかりアップデートしなければなりません。

と、あまりSNSに今どの様な仕事をしているのか発信をしていないので何を言っているんだ?と思う方もいるかと思います。

せっかくなので今深センでどんな事業を作っているのか一部シェアしてみます。

深センと日本の合弁事業

実はいろんなご縁があり、深センの現地ファンドと日本の下関の企業との合弁事業に携わっています。
昨年5月に深センで知り合ったファンドのメンバーから
「日本の中古ブランドを取り扱っている会社を探している」
と相談を受け、そこからファンドと密な連携を取りながら、市場調査、日本の企業分析を行い、下関で質屋の長い歴史を持っているものばんく社と接触し、昨年11月に双方の顔合わせを行い、12月に合弁事業のための調印式、3月に正式に合弁会社設立することができました。
コロナの影響で2ヶ月ほど遅れましたが、急ピッチで事業を作っています。

中国で目立つプレイヤーのいない分野

今作っている事業の分野はリユーステックです。
具体的には中古のブランド品のバッグや高級腕時計、宝石を日本の技術・接客、AI、ビッグデータを駆使して買取り、それらをオークションにて売却するモデルです。

日本では「なんぼや」が親しいモデルを作っており、いつも彼らのビジネスモデルやアプリを参考にしています。
大黒屋、コメ兵、ブランドオフは中国市場に進出をしていましたが、どこも撃沈しています。
世界のブランド品の購入者の3割は中国人が占めているため、中古品は出回るはずですが、日本のようにまだ成熟していません。

中国人ですら知っている大黒屋は現地の国営の金融企業の中信と50:50で出資し合弁会社を設立しましたが完全に失敗している状態で、コメ兵もLUX STORYという大型店舗を北京に出していましたが昨年12月に閉店しました。ブランドオフは香港で根強くやっていますが、中国大陸では音沙汰もなく撤退していた始末。
そのブランドオフもコメ兵に買収され、経営陣は裏金問題で起訴されています。

中国企業も10数社は調べましたが、まだ上場している企業は存在せず、中古車市場ほどの勢いやプレイヤーは存在していません。
難しいかと思いますが、この分野に今回風穴を開けるように事業を作っています。


なかなか語りきれないくらいハードシングスの連続で、THE 中国スタートアップを体感していますので一皮もふた皮も向けた人になっていけるように頑張ります!