2020/08/09 19:04

こんばんわ。

『アルトデウス: BC』宣伝Pの川野優希です。

【開発レポートvol.3】『アルトデウス: BC』におけるメディア戦略の考え方のラストでお知らせした通り、今回はなぜ『アルトデウス: BC』を展開させる上でオリジナルのYouTube番組を作るのか?という点について執筆していきます。※発売前の特番は定番でも定期配信する番組を制作するのって、運営型のゲーム以外だと案外多くなかったりします。

インターネットの発達ひいてはスマホの台頭に伴い、僕たちの生活は大きく変わりました。

中でも一番の変化について僕は、情報への接続回数の肥大化があると思っています。

常時“情報”を浴びている状況になった僕たちは、一つの物事を深く考えることよりも新しい刺激を求め続ける傾向が大きくなりました。

勿論、熱狂を生み出すIPやユニット、コンテンツなどは沢山あります。ただ、その量自体も増加したため、処理することすらも難しくなってきていると言えるでしょう。

あれだけ楽しみにしていた「ゲームや映像作品、書籍」を積んでしまっている。そういったことも決して珍しくない、そんな時代です。

情報の質と量のバランス

僕は今回の『アルトデウス: BC』の宣伝にとって大切なのは、情報のクオリティ(質)以上にクォンティティー(量)だと考えています。

運営型ゲームの長所に常に新しい情報(新キャラの導入やいイラスト、新機能など)を提供できる点と、それに伴うコミュニケーションがあると僕は思っています。

ゲームを通じたコミュニケーション。これが現代で求められるゲームを含むコンテンツの鍵です。

つまり、コンテンツ配信側としては、ユーザー(ファン)とのコミュニケーションを多く持たなければならない。つまり。タッチポイントをどれだけ多く持つかが大切なのです。

自分にとって本当に必要だと思ったニュースは覚えていても、そうでもないことは3日もすれば忘れてしまいますよね。

僕が目指しているのは、まず“なんとなく覚えている、知っている”という状況を作ることだったりします。この引っかかりすら生まれなければ、情報が広がることは決してありません。

そして、情報の“復習”も大切です。そのために冠番組が必要だと僕は捉えています。

繰り返し作品の情報を発信することで、僕たちとあなたは常につながりを持つことができますし、共通の話題で盛り上がることだってできるのです。

新規の方を大歓迎し、既存の方に還元する

僕が尊敬しているブシロードの木谷高明オーナーは、新規ファンを獲得し続ける意味についてメディアを通じて何度も繰り返し説いています。

実際、既存のファンは様々な理由で一定数必ず離れるものですので、新しいファンを歓迎する施策について頭に汗をかくのが僕たち宣伝の役割りだと言えるでしょう。

ただし、ここで絶対に忘れてはならないのが既存のファンの方へ対する還元です。

これは決して目に見えるものだとは限りません。僕もあるIPを心から愛していた時期があるので分かります。

写真(形)には映らない、美しさがあるんです。そのかけがえのない感情と一生忘れないくらいの温かい想い出が欲しいのです。

既存のファンに対する還元は、期待をいい意味で裏切り超えていくこと。作品、ブランドを飽きさせないことだと僕は信じています。

既存のファンの方と一緒に新しいファンを作り、より多くの時間を長く共有していく。

それが宣伝Pとして目指しているものだったりします。

今後YouTubeでスタートする番組については、もう少しで詳細を発表できますので、もう少々お待ちを。

皆さんをあっと驚かせるよう、番組の構成や演出を練っていきますので、楽しみにお待ち下さい。

※さきほどTwitterを見ていたら総合Pが22時から何やら動くようです。ぜひ、こちらもチェックしてみて下さい。

https://twitter.com/tokimekishiken/status/1292310419365740545?s=20

文・川野優希(アルトデウス: BC 宣伝プロデューサー)