2020/09/11 18:00

こんにちは!クラファンチームのあずきざわです。
RoboMaster 2021年大会へ向けて走り出した、メンバーたち。
そんなFUKUOKA NIWAKAの、次代を担う学生メンバーを紹介します!

第2回は、運営班の河島さん。
もともと生徒会長を務めたり、カラーガードに打ち込んだりと、ロボットとは無縁だった彼女。
しかし、2019シーズンのFUKUOKA NIWAKAの成長は、彼女の存在なしには語れません。

エンジニアとは少し違った視点からチームに対して何を想うのか、なぜRoboMaster2021に挑むのか、熱く語ってくれました。ぜひ最後までご覧ください!

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こんにちは、FUKUOKA NIWAKAで運営を担当している河島萌です!
FUKUOKA NIWAKAをご支援してくださっている皆さま、暖かいエールを送って下さり、本当にありがとうございます。

さて前回に引き続きロボットの作りの話を、と思いきや、ロボットの話は一切しません!

今回は運営に携わらせて頂いている私ならではの目線で
FUKUOKA NIWAKAの「ヒト」に焦点を当ててお話をします。

まず、私がこのチームに所属することになった経緯を簡単にご説明します。
私は今までロボットとは無縁の人生を歩んできました。
バレエやマーチングバンドといった芸術の世界に没頭しており、これから先も同じ道を歩んでいくのだろうと想像していました。

カラーガードの大会に出場しているわたし
クラシックバレエ歴13年、カラーガード歴6年です


ですがある日、当時FUKUOKA NIWAKAでプロジェクトマネージャーを務めていた兄が実家に帰って来るや否や、RoboMasterの魅力やFUKUOKA NIWAKAの活動内容を私に全力でプレゼンしてきました。そこでまんまと魅力にとりつかれた私は運営担当として正式にFUKUOKA NIWAKAへと加入することになりました。

今まで様々な場所でリーダーを経験させて頂く機会はありましたが、全く知らない分野で全く知らない人と活動していくことに戸惑いを感じていました。
最初はチーム内で飛び交う専門用語も理解出来なかったため、ロボットに関する入門書を読んだり、プログラミングを学んでみたり様々なことをしてみました。
まだまだ未熟な部分が多々ありますが、新しい世界で色々な経験ができ、刺激的な日々を送らせて頂いております。

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さて、ロボットに無縁の私がなぜFUKUOKA NIWAKAに携わりたいと思うのか。

それはNIWAKAエンジニアの一番のファンだからです!

このチームとの出会いで、今まで私が「エンジニア」に対して思っていたイメージを覆されました。
率直に言います。
NIWAKAエンジニアは本当にカッコ良いのです。
ロボットに対する熱意や目標に向けて必死に努力する姿が輝いて見えます。
だからこそ人々を魅了し、世界を驚かせるロボットを開発することが出来るのだと確信しています。
私はそんなNIWAKAエンジニアの一番のファンだからこそ、大好きなチームメンバーがさらに活動しやすい環境を構築していきたい。メンバー1人1人がチームに貢献したいと思える雰囲気を作りたい。その一心で現在活動を行っています。

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2020年、FUKUOKA NIWAKAは昨年度の屈辱を晴らすため、全力で走り続けて来ました。しかしその矢先に新型コロナウイルスがもたらす幾多の困難に遭遇します。
今まで、ロボット開発は博多にあるニワカラボという拠点で行って来ましたが、社会情勢を鑑みてラボに集まっての活動は禁止。思うように開発が出来ない状況になりました。

しかしFUKUOKA NIWAKAはここで終わるようなチームではありません。

世界大会の開催可否やスケジュールが分からないまま、ゴールが見えない不安を抱えながらも九州中の各メンバーの自宅へロボットを輸送し、多拠点開発へと移行させました。どのような状況でもロボット開発への熱意は冷めず、進捗を生み続けているメンバーをとても誇らしく思いました。

キャプテンによる講習会終了後の様子
オンラインだからこそ出来ることを模索し続けました

この状況下で課題となるのが、メンバー間のコミュニケーション不足です。
日頃は一拠点で集まり、和気あいあいとしながら活動を行っていましたが、コロナ禍になりメンバー間の交流が途絶えてしまいました。

この課題を解決するために、新たにいくつかの取り組みを行いました。
そのひとつが「LT会」です。
LTとはライトニング・トークの略で、週に1回指名されたメンバー3人がテーマは自由に、プレゼンテーションを行います。この企画によってメンバー間の意思疎通が取れただけではなく、今まで知らなかった新たな一面を見つけることができ、活発なコミュニケーションを生むきっかけとなりました。
また、新人育成のために社会人の方にご協力を頂いて「オンライン技術講習会」を開催したり、定期的にチームの方針や各拠点の進捗状況を共有する「全体ミーティング」の開催を行いました。

あるメンバーのLT会の一幕
普段は見えない私生活の暴露にメンバーからのコメント多数です!


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こうして世界大会に向けて厳しい状況下でも走り続けてきた日々でしたが、
先日残念ながら2020年大会の中止が発表されてしまいました。

今までFUKUOKA NIWAKAのメンバーが大会に向けて必死に努力してきた姿を目の前で応援してきた分、ショックが大きい発表でした。
メンバーにはチーム結成当初から熱い想いで活動を続け、今年が最後の挑戦だった人。今年に懸けて遠方からチームの活動に参加してくれていた人。2019年の屈辱を晴らすために「今年こそは」という想いで寝る間も惜しんで開発をしてくれていた人。日々の活動を支えて下さった社会人のメンバーの方々。様々な想いを抱えたメンバーがいました。そしてなによりも2020年大会への挑戦を応援してくださっているファンの方々が沢山いました。
発表の瞬間、全ての方の心情を想像し、何も言えなくなる自分がいました。

しかし、この状況でメンバーから出た言葉は

「2021年大会への挑戦」

この言葉を聞いた瞬間、このままでは終わらない。
FUKUOKA NIWAKAは戦い続ける。
チームメンバーの強い意思を感じました。

もうすでに私たちの来シーズンに向けての挑戦は始まっています。

2021年、今までチームの中心となって活躍していたメンバーが卒業され、私を含め1度も中国での世界大会を経験したことがないメンバーばかりでのスタートです。
あまりにも大きすぎる存在がいない中、残された私たちにできることは何なのか。FUKUOKA NIWAKAができることは何なのか。
考え続けて行動をし続ける1年間になると予想をしています。
しかし困難な状況だからこそ、私たちは全力を尽くします。

先輩方が激闘を繰り広げた世界大会のあのステージで
1台でも多くのロボットを、そして1人でも多くのメンバーを活躍させたい。


この想いを実現させるためには皆様のご支援が欠かせません。皆様の1人1人のご支援が「日本のものづくりで世界を驚かせる」という目標に向けての原動力となります。

皆様から頂いたご支援への恩返しが出来るよう、FUKUOKA NIWAKAメンバー一同引き続き、前に、前に、進みます。

クラウドファンディングは残りわずかの期間ですが、ネクストゴール150万円の達成をして終えたいと思っています。皆様のご支援をいただければ幸いです。
FUKUOKA NIWAKAをよろしくお願い致します。