2020/05/10 14:09

文庫屋「大関」の田中萌子です。

クラウドファンディング開始より、本日で10日が過ぎ…5月10日(日)


皆さまからのご支援の結集が、1000万円をこえ、850人近いたくさんの方々からのご支援があつまっております。
一同を代表いたしまして、心よりお礼申し上げます。

ありがとうございます!!


お仕事を待っていた工房の職人たち、ネットショップメンバー、そして自宅待機中の店舗メンバーも、たくさんの方々からの応援にとにかく『感謝』の気持ちでいっぱいです。



そしてそして!

想像をこえた、多くのご支援に驚きながら、工房では製作の準備を開始致しました!
「さっそく作り始めよう!」と、久しぶりの忙しい感じに一同エンジン掛かっています☺


▼在庫数や製作スケジュールを管理しているスタッフは、さっそく製作数をまとめて、スケジュールを組んでおります!ここ2~3ヶ月、作れる物がないよぉ(涙)と悲しんでいたので、作れる喜びをエクセル表にしたためています。 (後ろには…お買い求めを待つ品物たち^^;)



この製作予定表が職人たちに届くと、『白革の裁断・型押し・彩色・錆入れ・仕上げ・本裁・縫製…』と、たくさんの人の手を渡りながら、様々な工程を経て文庫革の革小物に仕上っていきます。


▼まずはここで、真っ白な革をアイテムサイズに裁断します!このあと、型押しをするんですよ。


みなさまの、お申込みリターン!
よろこんで、作り始めます!



~店舗休業の延期のお知らせ~

緊急事態宣言の延長に伴いまして、浅草店・銀座店は共に5月末までの休業を決定いたしました。6月1日(月)以降、営業を再開できるかな???という見通しです。

変更に関しては、またネットショップやInstagramなどでお知らせしていきます。




~クウドファンディングって何?試行錯誤の1ヶ月~


実は私たち。

今回のクウドファンディング実施案が出た時。
全社で行う朝礼で確認をしてみました。

「クウドファンディング」を支援者として使ったことがある人、手を上げてくださーい!!!

…結果、3人だけでした。


クウドファンディングって、どうなの?どうなの?
文庫屋「大関」がやるなら、何が良いのだろうね。

クウドファンディングって真実と、真心、誠実が大切なことなのだな。
ということは理解したので…
とにかく、嬉しい事をやってみよう!!


と、工房の職人たちが総出で、今年の春に入社したばかりのスタッフも、ベテランスタッフも、外部の熟練先輩に意見も聞きながら、企画内容を現実的に提供できるように色々と試行錯誤しました。


ネームタグの『名入れサービス』も、「普段やったことないよ。大変じゃん、やめよう!」
ではなく、どうしたらできるか考えました。


▼工房にある機械だけでは難しいかも?と、いつもキーホルダーなどを縫製してくださる縫製職人さんから、ネームタグにお名前を刻印するための箔押しマシーンをお借りして、試行錯誤。


文庫革の、限定色を考えるもの、実はとても大変なお仕事なのです。

色案サンプルを1つ作るにしても、モヤモヤーっと、頭の中でアイディアをまとめてから、色合いや塗りバランスも想像したりしつつ

1日目:実際に革に彩色をします
2日目:錆入れ前の、革への下準備作業
3日目:錆入れ(型押しの凹みに漆で真菰の粉を留めて、硬化させる為に寝かせたりします)
4日目:仕上げ(余分な真菰を払ったり、白地をお掃除したりして、コーティングをかけます)
5日目:出来上がり&確認

という流れで1週間かけて1案を作ることしかできません。


▼いちごの色案会議(通称:色コンペ)…5名ほどの職人たちから、楽しい色のいちご案が持ち寄られました。決まったのは、一番右の、今回の2色♡


▼いつもは渋い横波も、今回はデーハーに☆思いっきり元気な色でカラフルに変身!


▼おもしろい系配色。をテーマに、ワイルドベリーは考えられました♫
スウィートベリーは、思い切りかわいい系で♡というテーマです。


▼パープル&ピンクに、パールピンクもポイント使いされていて、乙女チック♡



とにかく、早いスタートが求められる事態なので、全力で考えました。

こんなに、「皆で企画」を練ったのは、初めての事。

なので、こうした窮地に立った時
皆で力を合わせて一丸となれている事にも、実は小さな感動を覚えております。