2020/06/08 11:01

こんにちは。ASEAN HOUSE共同創業者の利部真太朗です。

まず初めに、これほど短期間で多大なご支援をいただいていること、感謝しております。
皆様、本当に、本当にありがとうございます。

今日はASEAN HOUSEの経営に携わることになった経緯について話したいと思います。


「やりたい!」と思えたことを心から応援してくれ、自分が自信を持つきっかけをくれた両親の存在

背景は高校生の自分に遡ります。
父親が海外経験をしていたことに影響され、なんとなく暖かそうだったからと言う理由で「高校を卒業したらオーストラリアに行きたい!」と申し出たら、笑顔で送り出してくれた両親。

今思えば本当に感謝がつきません。
旅立ちの日に母親と

オーストラリアに行ってからはビジネスに興味を持ち、シェアハウスの経営を始めました。その後3店舗まで増やし、事業売却。小さな成功体験になりました。

高校を卒業して海外に飛び出し、オーストラリアでの挑戦で自信を持つことができた

自分に自信を持つことができ、海外でもっとビジネスをしてみたいと考えるようになりました。
オーストラリアの後は世界一周に行ったり、東南アジアに惚れ込んだ末ミャンマーで起業して会社を作ったりと色々なチャレンジをする事ができました。

これまで色々な挑戦をしてきた中で、気付いた事があります。
それは、今までの自分の環境がどれだけ恵まれていたのかということです。

色々な人に出会い、生まれた時点でスタートラインは平等ではない事を肌で感じたミャンマー生活


ミャンマーに住んでいた時に毎日見た物乞い。
今日生きることだけを考えて、貧困に苦しんでいました。

従業員を雇ってみて腹を割って話してみると、
「日本人は金持ちだからいいよね。俺も日本に生まれていれば幸せだった。」
と悲しそうな顔をして未来を諦めているのです。

他にも、何人もの優秀な青年に出会いました。
英語も堪能で僕よりも圧倒的にポテンシャルが高いのに、お金や家庭環境が理由でそれを生かし切れず、可能性が狭まっていたのです。

生まれた地点でスタートラインは平等では無く、優秀な才能があってもほとんどがその可能性を生かし切れない。
実際にミャンマーに住んでみて、思い知らされました。

もし両親が自分の「やりたい!」と思えた事を金銭的な理由で応援してくれていなかったら、今頃の自分は自信も持てない、挑戦する気すら起きない不貞腐れた人間になっていたかもしれません。

しかしミャンマーで出会った優秀な青年たちは、両親にどんなにお願いをしてもオーストラリアに行くことはできない。と言うのです。

誰もが生まれた場所に関係なく、好きなことができる社会の創出

ではどうすればいいのでしょうか?
解決策としては、彼らにもっと選択肢があったら世界は変わってくるのではないかと考えました。

日本に行く事を夢見て日本語の勉強をしているミャンマー人

発展途上国に住んでいる全員が金銭的幸せを得るのは難しいかもしれませんが、例えば日本に行きたい!と本気で思った人が、具体的にどのようなステップを踏めば実際に日本に行くことができるのか。その具体的な選択肢を明確化してあげれば、彼らの行動は物乞いでは無く変わってくるはずです。

つまりは、自分が多くの人に選択肢を創り出すことで誰もが生まれた場所に関係なく、好きなことをできる社会を創りたいと思ったわけです。

まずは小さいことですが、ミャンマーで立てた会社の雇用から見直しました。

学歴社会のミャンマーですが、学歴や性別、年齢に関係なく本当に優秀だと思った人だけを採用。
中には外国人と初めて働いたという従業員も多く、彼らのポテンシャルはみるみる上がり、高卒などは関係なく給料を上げていきました。
給料が上がったことによって新しいスキルを学びに専門学校へ行き始めた人も増え、まずは身近なところから新しい選択肢を生み出すことができました。

ミャンマーで設立した会社のみんなと一緒に


日本にくることを夢見て来た外国人にASEAN HOUSEが選択肢を創り出し、幸せにしたい

そんな中、ミャンマー時代の数少ない同世代で起業家の友人であった佐々からASEAN HOUSEの話を聞き「超面白い!」と感じて即ジョインを決めました。

少子高齢化で労働人口が減り、このままだと貧しくなってしまう日本。
労働力は外国人に頼らざるをえません。
その救世主は、未熟だった自分に生きがいや人生のビジョンを教えてくれた海外から来る東南アジア人。
先ほども言ったように日本に働きに来る東南アジア人は、平等ではないスタートラインから努力をしてきて、ようやく日本で働く切符を手にした、今後母国を背負って立つであろう優秀な人たちばかりのはずです。

しかし違法な賃金で働かされたり、言語が話せないことを理由に叱られたり、失踪者が年間7000人もいて、「もう日本なんて行くもんじゃない」と行って母国へ帰ってしまう人がいる現実。

希望を持って、たくさんの努力をしてきて、やっと日本に来てくれた彼らが悪印象を持って国に帰ってしまうなんて、こんなに悲しいことはありません。

日本人と外国人がうまく融合することで、この問題は解決できるはずです。


今はまだほんの少しの小さな幸せしか創り出せないかもしれませんが、後々たくさんの人が人生を変えるであろう大きな幸せを掴む、その選択肢を創っていきたい。

それが、ASEAN HOUSEです。


残り49日。
最後まで、全力で僕たちの声を届けていきますので、もうしばらくお付き合いいただけたら嬉しいです。

引き続きの応援、どうぞよろしくお願いします!