2020/12/15 22:37

 9月に実施した当スタジアム初のクラウドファンディングにご支援頂いた皆様、有形無形のご声援をくださった皆様、改めまして本当にありがとうございました!

 プロジェクト終了から2か月半もの時間が経過しましたが、ようやく先週末にリターンの発送が完了いたしましたので、ここにご報告させて頂きます
 普通郵便、定形外郵便、レターパック、ゆうパックなどなど、コストの可能な限りの削減のため、さまざまな手段でお送りいたしましたので、到着に多少のタイムラグが生じる可能性がございます。
 おそらく遅くとも今週中にはお手元に届くと思われますので、万が一届いていない場合は、お手数ですがご一報いただけますでしょうか?

 なんせ初めてのことゆえの不慣れさに加え、すべてを自ら手作業で行ったこともあり、当初想定よりも大幅に時間を要してしまったことを、お詫び申し上げます

 リターングッズの来場受け取りをご選択頂いた皆様にも、お礼状などのみ先行して送付させて頂きました。
 お礼状用に作製したポストカードの図案は、「今は新型コロナの猛攻にさらされているけど、試合を投げることなく粘りに粘った末に、必ずや逆転勝利を飾る!」という当スタジアムの想いを、スコアボードで表現いたしました。
 正直今はまだ4回か5回で、反撃の端緒にもつけずにフルボッコ状態にありますが、来年は反攻の狼煙を盛大にぶち上げるべく、何としてでもこの冬を乗り越えてゆきます。


 字を書くことが決して得意ではないにもかかわらず、お礼状は1枚1枚手書きにてしたためさせて頂きました。雑なわけではなく、単に下手なだけなので、ご容赦ください。 
 発送の際のお宛名も、同様にすべて手書きさせて頂きましたが、北は北海道から南は沖縄まで、どころか、北海道、東北、北陸、関東、中部、近畿、山陽、山陰、四国、九州、沖縄と、日本中の全地方から、東京のちっぽけな居酒屋である当スタジアムにご支援をお寄せ頂いた事実に心震わせながらのお礼状書き、宛名書きは、実に幸せな作業でした。

 ご支援頂いた皆様おひとりおひとりに対して、自らの手でお礼を伝えたい、という思いの元、そうさせて頂きました。
 それゆえにリターン発送に時間を要することになった部分は否定できず、「そんなの自己満足だ。印刷でいいからもっと早くリターン送れ」と言われたら返す言葉もないのですが、そういう細かいところに変にこだわってしまうのが当スタジアムの習性と、ご理解頂ければ幸いです。

 梱包も含め、すべてを自分の手でやったため、しかもありがたいことに数も多かったため、なにがしかのミスをしでかしている可能性が大いにあります
 なので、ご支援頂いた皆様には、お手元に届いた際に中身の確認、ご指定のリターングッズがちゃんと入っているかの検品を、お手数ですがお願い致します。
 ※すべての方に共通がお礼状と粗品タオル(来場受取の方以外)、2000円以上のご支援者の方には『萌える桃魂』団員証ストラップと入団の手引きをお送りしております。


 『一口球場主』にご支援頂いた皆様の中で、不要となった旧ベースの受け取りをご希望の方で、ご支援時にその旨お伝えいただいていない方は、お手数ですが年内中に「旧ベース受取希望」とご一報頂けますでしょうか?
 余ったベースは少年野球チームなどに寄贈させて頂く手筈となっており、その数の集計のために、事前にご希望を募らせて頂きたいと思います。
 ご一報頂きましたらお取り置きしておきますので、受け取りにご来場頂くのはいつでも結構です
 

 なお、皆様から頂いたご支援で、既に「呼び出しボタンのテーブル設置」「場内に加湿空気清浄機の配備」、そして「座布団ベース」の新調と、場内設備の増強を進めさせて頂いておりますが、ご支援の活用として告知させて頂いている「場内モニタの増設」に関しては、野球がない今現在は特に必要がないのと、配線工事などわりと大掛かりになるので、来春開幕前の実施予定とさせて頂きます。


 最後に、そして繰り返しになりますが、今回ご支援頂いたのべ145名もの皆様、そして共有や拡散などで援護射撃を頂いた数え切れないほど多くの皆様に、この場をお借りして心よりの感謝を申し上げます

 『新型コロナ』ショックによる壊滅的ダメージが、このプロジェクトを立ち上げたそもそものきっかけではありますが、このご時世、困っているのは皆一緒。ただ単に「売上が激減して困ってるから皆様助けて……」などと窮状を訴えるのみのアプローチではやりたくはありませんでした。
 どうせやるならば面白く、新しいことを!を是とする当スタジアムとして、『Afterコロナ』を見据えての顧客基盤の強化のために、「当スタジアム公式保護団体『萌える桃魂』新規団員大募集!」というテーマで臨んだ今回のクラウドファンディング。
 ゆえに、飲食店のクラファンによくある「いくらかのプレミアムを付与した金券のリターン」などを一切用意しませんでした。 
 ご支援者様に対しては分かりやすい実利になるプレミアム付きの金券ですが、それで手にしたご支援金は、店にとっては「売上の前借(金利付き)」。これからも長く続く見込みのこの『Withコロナ』の中にあっては、一時的な気付け薬にはなるかもしれませんが、結果それがただダメージの先送りになるだけでは、店舗存続のための根本的な問題解決にはならない、という判断からです。
 それゆえ今回当スタジアムが選択したのは、「会費に応じて様々なグッズをご用意。それプラス、長く通って頂くことでちょっとずつ還元」という、言わば「ファンクラブ会員募集」的発想のクラウドファンディングでした。

 手に入るのはいずれもド派手な桃色のグッズか、何の名誉でもない座布団ベースへの名前掲出権利。長く通うことでちょっとずつ還元、と言っているのは先行き不透明でいまいち信用ならない小さな居酒屋。
 分かりやすい短期的な実利は一切訴求せずに、「当スタジアムが面白いと思うことを、同じように面白がってくれる方」「リターンはこの先細く長く返してくれればいいよ、という当スタジアムの存続を信じて応援してくださる方」がどの程度いらっしゃるのかを世に問う形であったわけで、正直に言って、まるっきり相手にされないということも覚悟はしていました

 プロジェクトがスタートした9月7日(月)18時の瞬間の、大きな不安と小さな期待で動悸が乱れまくっていた時のことは、今でも鮮明に覚えています。
 そして、そこから数時間にわたって訪れた、予想だにしていなかった熱狂のことも

 期間終了を待たずして目標を突破し、最終的にはのべ145名もの方にご支援頂けたことには、言葉にし得ないほどの感激と感謝でいっぱいです。
 前述の通り、リターングッズ厚めの「ファンクラブ的クラウドファンディング」であり、諸々原価が結構かかることもあって、当スタジアムの手元に残るのは、ご支援頂いた総額のおよそ4割強程度なのですが、「大きなお金を集めたい!」ではなく「面白がって『萌える桃魂』にご入団頂ける、長い目で応援してくださる方を増やしたい!」が目的だった今回のプロジェクトとしては、手放しで大大大成功と言える結果となりました

 その事実と、今現在当スタジアム場内に並んでいる……
 60名の『一口球場主』の皆様のご芳名入りベースに囲まれることで、全く光明が見えず、ともすれば心折れそうになる『新型コロナ』ショック真っ只中の今日この頃に、大きな勇気を頂いています。

 当スタジアムがこの難局を乗り切れると信じ、平和が訪れた暁にはまた行きたいと願ってご支援頂いた皆様に報いることができるとすれば、それはとにかく存続することのみです。
 ご想像通り、今もなお現在進行形で極めて厳しい状況に置かれていますが、あの絶望感しかなかった春先の緊急事態宣言発出当時と違うのは、こうして目に見える形での応援を、多くの方から改めて頂けたことです
 そう遠くない未来に、『新型コロナ』に打ち勝った祝杯を、皆様と当スタジアムであげられるよう、 ご声援を勇気に、ご期待を責任感に、かかる未曽有の難局に立ち向かい、そして必ずや生き延びて見せます!
 
 以上、当スタジアムからの皆様への御礼と、改めての決意表明として。
 本当にありがとうございました!

ベースボール居酒屋リリーズ神田スタジアム
高橋