2020/05/21 21:38

今回は、『アスリートのセカンドキャリア問題』について書いてみます。

自分が、格闘家のセカンドキャリアの場を作ることをビジョンにしたのか? 

このことを振り返ってみようと思います。 

23才でプロになった自分は、週6日ジムに通ってました。

格闘家としてチャンピオンを目指して、強くなるための練習を毎日欠かさずにやってました。

練習の空き時間を生活をするためにアルバイト。

喫茶店、引っ越し、ホテルの黒服、レストラン、工場、派遣、、、いろいろやりました。 

1番好きやったのは、ウェイター。

どこで働いても、格闘技をしてる分、シフトに融通をきいてもらう立場なので、とにかく人が嫌がることを好んでやりました。 

どこで、働いても1番仕事が出来るやつを目指しました!
何をしても1番しか興味がありません。

もちろん、合わない職業もありましたよ。 

格闘技をしながら、怪我のリスクあるのに雇ってもらってる会社に恩をを返すためです。 

ただ、練習の空き時間で得れる収入は少なく、生活は厳しくて、30才こえても実家暮らし、借金もありました。

今も覚えてるのは、
知らない居酒屋に入る時に、生ビールの値段が安いか?で料理が安い店か?判断してたなぁ。

そんな生活してたけど、格闘家としては、順調にステージ上がっていってたけどね。

今から、約10年前の32才の時に生活していくために町道場(現総合格闘技スタジオSTYLE)から起業しました。 

当時の自分は、ジム経営と選手二足のわらじで頑張ってました! 

現役中は、強くなることが第一優先なので、今みたいに経営の勉強もあまりしてませんでした。だからたくさん失敗しました。

 

このセカンドキャリア問題は、格闘技を問わずいろんなスポーツにいえることで、かなり昔からある問題です。 

自分自身も、元プロ格闘家として業界を見渡すと、引退後の選手は、思うような職に付けない現実をたくさん見てきました。 

現役選手として活動している時は、
選手は、やりたいことが出来てイキイキと輝いています。


自分の大好きな競技や種目でお金がもらえるからそれはやり甲斐があります! 

そんな時は、厳しいトレーニングにも耐えれるし、勝っても負けてもまたチャレンジし続けます。

スポンサーがついて、練習に集中出来るほんの一部の選手。 

しかし、現役の時は良いのですが、
引退後は、環境がガラッと変わります。

引退後は、今までそのスポーツ競技に集中していた事で社会経験不足を感じたり、格闘技以外の仕事に少し抵抗を感じます。

その現実を直視するのです。 

でも自分は、こう思います。 

格闘家もスポーツ選手も 

経験、 

メンタルの強さ、 

チャレンジ精神 

目標達成する計画性、 

真似るチカラ 

瞬時の判断ができる直感力、 

発信力 

影響力 

イメージ力などなど、 

ビジネスに活かせる要素が満載。

しかしそれを活かせずにいる現実が、
セカンドキャリア問題に繋がると考えます。

引退後に、人生のステップアップせずに失速していては、
子供達が、その競技に憧れることができない。希望が持てない。

「昔は、プロで有名で強かったよ」なんていいたくないしね。 

今が、「最高だよ」 

そんな、大人になりたい。 

じゃあ、どうすれば活かせるの? 

自身のスポーツキャリアをビジネスに生かせば良いのです。

自分が格闘技やスポーツから学んだこと?

そこを意識してください。

置き換えれば、難しくはないです。

もしかしたら、社会経験が無くても普通には得られないマインドやスキルを身につけていることは、珍しくありません。 

もっと良いのは、現役の時から、将来を見据えて勉強や経験を積み、それを活かせるように考えて競技に打ち込む。

それに、伴って大事なのは、人間力になります。引退してからは、人間力が問われます。

プロというのは、結果だけではなく、人としてのあり方や周りの人への接し方、感謝が大事なのです。 

人間力がない人間は、競技を引退した瞬間に周りから、人が居なくなったり、応援者が居なくなります。 

引退後、選手だったことを活かして、現役経験に全く関係のない職業に就くのも一つの選択かもしれませんが。やはり個人的には活かす仕事に就いて欲しいなあって、

それが、競技への恩返しや貢献に繋がります。 

だから、自分は引退後も現役の時以上にチャレンジをし続けます。 

いまだに、格闘家のセカンドキャリア問題は、根本解決をしていない。 

別に自分はいけるからと、見過ごすことは、出来るかもしれない。 

自分は、向き合いたい。 

自分が、目指しているのは、
儲けたい、事業の拡大だけが目的ではなく、
格闘技フィットネスの素晴らしさをたくさんの顧客に届けるためです。


そして、各地域に格闘技フィットネスの価値を広めます。

それは、地域の人や社会に本当に必要とされて出店するという意味です。 

マーケティングをして広告を出して地域にビジネス的に戦略を持って出店するのももちろん大事ですが、これからは、地域との関わり、地域の問題解決、本当に地域に必要なお店しか残っていかないと思います。

そこに、サービスの価値以上に企業の存在価値が問われることになるでしょう。

そういう店を作ることが、格闘家が引退後に自分のキャリアを活かして生活ができるやり甲斐のある仕事ができるという結果に繋がります。 

たくさんの雇用を生み出すには、格闘家やアスリートのセカンドキャリアの問題解決と連動したビジネスをしなければなりません。 

そんな夢の実現のために2018年、株式会社STYLEを設立しました。