2020/05/10 11:40

以前は下田の宿泊施設といったらホテルか旅館か民宿・ペンションかの選択しかありませんでしたが、ここ最近は、リーズナブルで、駅から徒歩圏内の好立地にある民泊やゲストハウスが続々登場しています。

ご紹介する民泊・Airbnb「川村アパートメント Kawamura Apartment」さんもそのひとつ。クラウドファンディング加盟店であり、「伊豆下田応援プロジェクト」の代表である徳島一信さんが経営する居酒屋「開国厨房なみなみ」の2階にあります。下田の夜は、なみなみはじめ、魅力的な飲食店がたくさんあるので、「Kawamura Apartment」さんを拠点に、昼間は下田散策、夜は思う存分ハシゴして、遊び疲れたら宿に戻ってバタンキュー、なんて使い方も最高ですね。
こちらのお宿は、小さなお子さんがいるママさんが2018年5月にオープン。お部屋は、明るく清潔で、Airbnbではゲストに素敵な滞在を提供して高い評価を受けている施設にだけ認められる「スーパーホスト」に認定されています。


ーーコロナの影響について

「今年の3月後半から、徐々にキャンセルが続きました。緊急事態宣言が出されたのを受けて、休業を決め、それまでにいただいていたご予約もコロナ感染拡大防止のため、キャンセルにご協力頂きました。せっかく数ある下田の宿のなかからうちを選んでくれたのに、お断りしなければならないのは本当につらかったです。ゴールデンウィークと夏季の収入で、なんとか一年の経営をもたせているような小さな施設です。でも、残念ながら今年のGWの収入はゼロでした」


ーー立ち止まってはいられないから

「厳しいけれど、嘆いていてもはじまりません。宿泊利用ができないいま、お部屋は1日1人限定のプライベートワークスペースとして1日1000円でレンタルするほか、事態が落ち着くまで、予約制の無人フリマ・セレクトショップとして、営業を再開する予定です。

今回のクラウドファンディングに運営メンバーとして参加したことも、自分としては大きなチャレンジです。下田のみんながまちの存続のために頑張っているいま、自分もできる限りお手伝いさせていただきたいと手をあげました」


ーー絶対に辞めたくない

「どのようなタイミングで再開するか、同業者の方々と情報交換をしながら現在模索中です。

いまのところ、辞めるつもりはありません。民泊を始めたいと相談したときに、快く場所を提供してくれた大家さんにきちんとした形で恩返しできるようになるまでは辞めないで頑張りたいと思っています」


ーーひとまわり成長した自分で、お客さまをお迎えしたい

「コロナ禍のもと、だれしもですが、本当に大変な思いをすることになりました。

でもその一方で、下田市内の沢山の方々と情報共有する機会が一気に増えた。ひととつながり、想いや情報を共有できたことは、私にとってものすごく大きな財産です。すごく勉強になることがたくさんあって、今後に活かしていきたいと思っています。

なにより、いろいろ相談できたり精神的にも支えあえる仲間と知り合えたことで、少し自分が強くなれた気がします。コロナが終息する頃にはひとまわり成長した、自分と施設でお客様をお迎えできるのではと思っています」


ーー下田一、元気な宿泊施設になります!

「小さな小さな施設なので少ないですが、それでもまた来るよと言ってくれたお客様との再会を本当に心待ちにしています。その時に、下田の元気な宿泊施設でいたいです。

「やっぱり下田はいい!」「下田に来てよかった!」、そしてまたここに来たいと思ってもらえるような施設であり、自分になりたいと思っています。自分にとって大切な家族・友人・お客様を自慢の下田でお迎えしたいです」


ーー支援者のみなさまへのメッセージ

「ご支援本当に本当にありがとうございます。
世界中が大変ないま、みなさんも大変だと思います。そんななか、このお願いはおこがましいのではないかとすごく悩んだ時がありました。

でも、自分の愛する土地で、大好きなお店の人たちと一緒にまずこの困難を乗り越えたいと思い、クラウドファンディングに挑戦しました。
こんなにたくさんのご支援を頂き本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

そしていつかみなさまに頂いたご支援と、その優しい気持ちの恩返しができるように、この気持ちを忘れずに努力し経営を回復して、いつかまた今度は自分が困っている方を支援できるような人になりたいと思っています。本当にありがとうございました」


加盟店
川村アパートメント Kawamura Apartment