2020/05/30 22:42

交差点①


hug coffeeはコーヒーショップである。


けれども、ただコーヒーを売るだけの店ではない。


人と人をつなぐ場であり、カルチャーとカルチャーの交差点のような場所である。

と、僕は思っている。




・夜の2号店


これを書こうと思ったとき、僕がまだお客さんだった頃のことを思い返した。


僕のhug coffeeの原風景のような。


僕は前職のスポーツバーの仕事終わりに、頻繁に紺屋町店に寄っていた。

店には、だいたい"よくいる顔"。

それぞれ他の飲食店の仕事終わりのお客様が多い。

なんとなくそのまま家には帰りたくなくて、各々コーヒーだったり、クラフトビールなどを飲んであーでもないこーでもないと話をして帰る。

終いには、店の片付けを手伝いはじめちゃう人も。


僕はといえば、いつも店内で流れている音楽が気になって「おっ」と思っては、「りゅーさん今かかってんの何スか?」って聞いたり。

たくさん集まってくるイベントのフライヤーを物色したり。


仕事帰りにふらっと立ち寄るhug coffeeには「誰か」がいて「何か」があった。


知らない誰かと繋がって、気づいたらその誰かは自分にとって大事な人になっていたりする。


そんな風景。



いまあの時会ったあの人はなにしてるのかな?


交差点②


・交差点

「2号店」いまは正しくは「hug coffee紺屋町店」は、交差点に在る。


両替町通りと紺屋町通りの交差点。


江川町通りを越えたら所謂繁華街。

背中には国道1号線とJR静岡駅。

ご近所さんには浮月楼とパルコ。


絶妙な位置である。


昼の街と、夜の街。

アッパーな文化と、アンダーグラウンドなカルチャー。





一日通して店に立っていると本当に色んなお客様がやってくる。


学校の先生やサラリーマンから企業の社長さん、世界中を旅するバックパッカーに、子連れのママまで。


老若男女、本当に色んな方々に愛されているお店だな、と、一人のhugcoffeeファンとして、そんな風に思ったのを覚えている。



それがhug coffee。