ご支援をお願いいたします!

新型コロナの感染拡大により、インドネシアの青果物生産も大きな影響を受けています。3月に実施された大規模社会制限の際には野菜の価格が暴落し、多くの農家が収入の道を断たれました。

いま必要なのは栄養価の高い市場価格に左右されない野菜の生産です。自然栽培研修プログラムに是非、皆様のお力添えを!

はじめに

はじめまして。西村昭ともうします。私は1995年にインドネシアで事業を立ち上げ、2012年から無農薬自然栽培で野菜を生産し、八百萩°(やおぱぎ)というブランドで自社店舗、ネット宅配、レストラン・スーパー向け卸、バザーなどで販売してきました。

弊社の無農薬自然栽培農地
 ジャカルタ市内スーパーマーケットの弊社野菜コーナー(撮影掲載許諾済)

バザーでの野菜販売
直営店(2019年閉店)

オンラインショップ

Yao Pagi Net


このプロジェクトで実現したいこと

高品質で栄養価の高い自然栽培野菜の農地での実地研修を継続的に実施し、農村地域の自立を支援します。

応援メッセージ

あおてん農園 加藤茂雄 様

お忙しい中を崇高なプロジェクトの立ち上げ、頭の下がる思いです。
自然栽培は未来に絶対必要ですから、更なるご活躍を四国山地より願っております。どうかお体に気をつけて、想いを実現なさってください。


Ahiru_hk様

『単なる指導ではなく、これからの農村部の活性化、自立の支援を!』という素晴らしい理念の実現を応援しています。良い野菜を育てる事業を通じてサステナブルな社会を築くには、このプロジェクトの存在は欠かせないものだと思います。異常気象、コロナ禍など、苦しい時期ですが、大きな実りに向けて一歩一歩着実に刻んでいってください。


プロジェクトをやろうと思った理由

下の表は、文部科学省による食品成分表の推移です。1951年、1982年、2000年、2015年の青果物の栄養素を比較しています。
約70年間の統計的変化からわかるように、青果物の重要な栄養価は急速に減少しています。
これは、化学農薬や肥料を使った従来の野菜栽培(慣行栽培)の結果です。

化学肥料や農薬が広く使用される前は、ほとんどの農家が自然な素材を使い野菜を栽培していました。野菜は栄養価が高く安全でした。

インドネシアでも現在、慣行栽培が主流ですが、この栽培方法は成長促進、収穫した野菜の標準化、大量生産が優先されます。これは農業の工業化であり、栄養価は二の次です。
こうして栽培された野菜の価格は低く抑えられ、農家は十分な収入を得ることが出来ません。そのため、過去9年間で、インドネシアの農業人口は955万人減少し、総人口に占める割合も3%減少しました。

出典: 「日本食品標準成分表 1950」 「四訂日本食品標準成分表 1982」
「五訂日本食品標準成分表2000」「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

ウェブセミナーの開催

私はこれまで8年間、インドネシアにおいて野菜を無農薬自然栽培で育て販売してきました。

2020年8月19日(水)にウェブセミナーに登壇し、これまでの栽培事例と自然栽培の意義について話しました。

 

「自然栽培、一つの確信」 

[開催日時] 2020年8月19日 13~15時(インドネシア西部時間)

[主催] インドネシア全国農林漁業コンソーシアム

[後援] インドネシア農業省

[使用言語] インドネシア語

[出席者]

Dr. Ir. Prihasto Setyanto, M. Sc (農業省園芸局長)

H. Ir. Winarno Tohir (全国農林漁業コンソーシアム会長)

Dr. MT Felix Sitorus (農村社会学博士、エコファーミング研究者)

西村昭 (自然栽培生産者)

このセミナーは大きな反響があり、スマトラ、カリマンタン、パプアなどインドネシア全国から800名以上の参加者がありました。セミナーの様子は下記でご覧いただけます。


自然栽培とは?

農薬や肥料を使わず天然成分だけで土壌の栄養価を高め、野菜を育てる農法です。日本には福岡正信 、岡田茂吉 といった先駆者がいます。近年アジア各国でも研究が進み、取り組む人も出てきましたがまだ少数です。

自然栽培に必要な天然成分
1.廃菌床(収穫後のキノコ栽培培地)または土着菌
2.土壌
3.乾燥した葉、砕いた竹の茎など

自然農業研修プログラム

自然農法で高品質の野菜を栽培することで、農家は十分な収入を得ることができます。この高品質な自然栽培野菜の研修をこなうことで農村地域の自立を支援します。
現在、この自然栽培をより広く普及させるため、弊社農地での実地研修プログラムを計画しています。参加者は農場内の宿泊施設に滞在し、自然農法の基本を体験することができます。

その研修プログラムの運営費用を広く募ります。

西ジャワ州チパナスの研修農地
 農地内の宿泊施設

これまでの活動

これまでの私の活動については、2019年、2020年にCAMPFIREで募集した下記プロジェクトに詳細が記してあります。是非こちらもご覧ください。

『インドネシア』無農薬農業後継者育成プロジェクト 

インドネシアの完全な食料自給を支援したい!野菜の種の国産化を!!

資金の使い道

研修運営費 約30万円
農業資材・種苗費・栽培資料作成費 約12万円
手数料 約8万円 (14%+税)
合計 50万円


リターンについて
[1,000円以上のご支援ご支援で]


・当ページで事業報告
・お礼のメッセージ

[3,000円以上のご支援ご支援で]

・弊社専用ページで事業報告
・お礼のメッセージ



[5,000円以上のご支援で] 限定数: 10


・弊社専用ページで事業報告
・お礼のメッセージ。
・八百萩°オリジナルバンダナを提供(赤、白、紺の三色から一枚)
*・色は当方にあるものをお送りいたします。お選びいただくことは出来ません。


[日本に住所があり、2020年11月以降にジャカルタに居住予定の皆様]

5,000円以上のご支援で
・弊社専用ページで事業報告
・有機栽培野菜詰め合わせ  1,000,000インドネシアルピア相当
・お礼のメッセージ

[10,000円以上のご支援で] (限定数: 5)

・八百萩°オリジナルTシャツ(フリーサイズ)を提供
・弊社専用ページでプロジェクトの経過報告
・お礼のメッセージ
・色は当方にあるものをお送りいたします。お選びいただくことは出来ません。
【農業者向けコース】(限定数: 10)


15,000円以上のご支援で

・インドネシアへの農業事業についてネット電話で1時間相談(チケットの有効期限2020年10月15日~2020年12月15日)。

(実施日時はメールにてご相談させてください)



【研修プロジェクト視察コース】(限定数: 5)

30,000円以上のご支援で

【ご案内】
・当コースに未成年者がご参加される場合は保護者同意書が必要となります。
・また参加者が13歳未満の場合は16歳以上の同行者が必要となります。
・インドネシアまでの旅費交通費・ジャカルタでの宿泊費はリターンに含まれません。

[プロジェクトの視察 ]
・自然栽培と種苗づくりを体験(同上)
・八百萩°の野菜をジャカルタのレストランにて味わう(同上)
・頻度 (不定期開催)
*場所 (ジャカルタ、西ジャワ州チパナス郡)

日程概略 2泊3日
一日目
午前 ジャカルタ国際空港着
   市内到着ホテルチェックイン 昼食
15:00 スーパー等視察
16:00 ホテル着
夜 市内レストランにて無農薬野菜のメニュー
二日目
06:30 ジャカルタ発
09:00 農地着 農地視察
宿泊施設に滞在
三日目
08:30 農地発
12:00 ジャカルタ着 昼食
13:00 解散


*実施時期については、コロナウイルスの感染状況により、ご相談させてください)


【農業者向けコース】(限定数: 5)

50,000円以上のご支援で
・研修プロジェクトの実施施設に、お名前/ロゴを掲載(2年間)
・インドネシアへの農業事業進出についてネット電話2時間相談。
実施日時はメールにてご相談させてください。

 


【農業者向けコース】 (限定数: 5) 

100,000円以上のご支援で
・種苗生産プロジェクトの実施施設に、お名前/ロゴを掲載(2年間)
・インドネシアでの農産事業についてネット電話で相談(チケットの有効期限2020年10月15日~2020年12月15日)
実施日時はメールにてご相談させてください

 

[大口支援者向け] (限定数: 1)


500,000円以上のご支援
・栽培講習の実施施設に、お名前/ロゴを掲載(2年間)
・インドネシアでの農産事業についてネット電話で相談(チケットの有効期限2020年10月15日~2020年12月15日)
・インドネシアにおける農産事業のレポート
(実施日時、レポート内容はメールにてご相談させてください)
・弊社の農村開発プロジェクトにご参画(オプション*)

*農村開発プロジェクトへの参画方法
利益分配方式(プロフィットシェア)にてご参画いただけます。
契約条件:純利益の20%を分配(出資5か月後に分配開始)5年契約
プロジェクトの対象: 野菜生産に特化した利益分配です。
詳細は、ご支援前に必ず当方までご確認くださいますようお願い申し上げます・



実施スケジュール

2020年11月 講習開始

最後に

私は1987年から6年間、東京のフェアトレード会社に参画しました。フェアトレードとは、公正な価格で取引を行い貿易によって発展途上国に仕事を創るというものです。そこで得た最大のものは、一過性の支援でなく継続的に仕事づくりをしていくこと、その仕組みづくりを支援していくことの大切さです。
インドネシアに会社を設立し、今このプロジェクトで「自然栽培の研修」を計画しているのも、そのような考えに基づくものです。

野菜はすべての生き物の基本です。良い野菜が育つよい土地があれば海も豊かな環境となります。 私たちは無農薬自然栽培の技術を当地の方たちと共有し、種の自給による地域の自立を進めていきます。

皆様のご協力をお待ちしております!

*当ページに掲載した野菜、農地、設備等の画像は全て弊社が撮影し著作権を有するものです。
弊社以外の施設についても全て掲載許可を得ております。
PHOTO : © 2020 PT. Bina Desa All rights reserved

  • 2021/12/18 01:53

    このたび弊社でボゴール農科大学から研修生を受け入れることになりました。11月に同大学の学生が西ジャワの畑を訪れ、「実地研修の受け入れ先を話している。引き受けてもらえないか?」という話になりました。研修内容などについて協議を重ね、正式に受け入れが決定しました。当地での自然栽培研修が大きく前進しま...

  • 2021/04/13 19:35

    4月1日より、弊社オンラインサイトにて自然栽培野菜の販売を再開いたしました。八百萩°ネットまた、栽培をより広げていくため、種苗生産用のハウスを新たに建設しました。このハウスでは、桃太郎、ミニトマト、人参、大根、ナス、胡瓜、蕪、三つ葉、ルッコラなどを自然栽培で育て、採種していきます。ここでの栽培...

  • 2020/12/31 00:16

    活動報告の前に、ひとつ悲しいお知らせがあります。このプロジェクトを組み立てるため準備段階から献身的に協力をされていた学校法人スバン農業専門学校の経営者で教育学修士トリ・アルミアンティさんが10月30日に急逝されました。亡くなる前の週にも研修プログラムを実施する私たちの農地を訪問され、実習内容な...

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