2020/06/17 18:05

キズキグループスタッフの諸麥(モロムギ)です。

本日は、私がD×Pさんの活動をご紹介したり、お互いの関係性についてお話したりできればと思います!

■認定NPO法人D×Pってどんな団体?

D×P(ディーピー)は、通信・定時制高校の高校生のサポートに特化したNPOです。

高校生に「人とのつながり」と「働き、生きる場」を提供することを目指し、現在大阪・京都・兵庫・滋賀・札幌・岡山などでプログラムを提供されています。

なんと通信制高校の卒業生の37.1%、定時制高校の卒業生の14.2%が、進路が決まらないまま卒業をしていると言われています。進路未決定での卒業や、中退で所属先を失い、人とのつながりが得られない状況の10代がいます。

私たちが運営するキズキ共育塾にも、不登校や中退をきっかけに、一度は「人とのつながり」から疎遠になり、「キズキに来るまで自分の居場所がなかった」とお話する生徒さんも多くいます。

D×Pさんは、学内外で「人とのつながり」をつくり、10代の今と未来の居場所を作るとして活動されている団体です。

■D×Pの活動について

数々の活動をされているD×Pさんですが、今回はより卒業後の働くを意識している取り組みについてピックアップします。

仕事体験ツアーは、若者と仕事をつなぐ取り組みの一つです

通信制高校・定時制高校で行なう授業や居場所事業で高校生と関わる中で、進路についての悩みを聞くこともあるそうです。学校の先生と連携し、高校生が興味のある仕事を体験したり、様々な働き方をする大人と出会う機会を提供しています。職業体験も決まったものではなく、高校生一人ひとりの状況やニーズに合わせて受け入れ先企業の方と一緒になってカスタマイズしています。

例えば、「働くとしても、新しいことに挑戦するのではなく、自分のできることの範囲内で働くと思う」と話していた高校生には、働くことについて具体的にイメージできるように見学で見聞きするだけでなく手を動かして仕事体験ができるプログラムを企画。プラスチック工場へ行ったKさんは、「米粒のような原料がプレートになるのがワクワクした。25kgは重かった。ちょっと難しかったけれど、楽しかった。力作業は苦手だけれど、この仕事は合っていると思う。がんばれそう」とツアー終了後に話していたそうです。

レポート記事はこちら▶︎「テレビでは知れないことを」プラスチックの製造工場で自分に合う仕事を知る


キズキでは、若者の学び直しにフォーカスして支援することが多いですが、進路の選択肢は一つではなく様々です。

今後もお互いの強みを活かしながら、広くカバーしつつ、支援に取り組めればと思っています!


また、D×PさんはYouTubeで積極的な情報発信もされています。

個人的なオススメは、「#孤立を防ごう」をテーマに様々な方と対談をされているシリーズです。

特に、5/14に実施された「PRのプロと社会課題へのアプローチを考える」の回は、私自身学ぶことも多かったです!

また、ジャーナリスト・キャスターとして有名な堀潤さんが出演されている回もあります。

こちらもぜひ、ご覧ください!

■D×Pとキズキの取り組みについて

2団体の関わりは、実は今回の「#働くを取り戻す」プロジェクトが初めてではありません。

2018年から、DxPさんへ相談に来られた保護者/当事者を、キズキの提供するひきこもり・不登校無料相談サポートにつなぎ、連携して支援を行っています。

ひきこもり・不登校の悩みに無料相談サポートでNPOと株式会社が連携

例えば、不登校の10代の保護者の方のご相談をキズキの『ひきこもり・不登校無料相談サポート』につないだりと、密な連携をすることで、お互いの強みを活かした幅広いサポートをすることが狙いです。

■最後に

今回のクラウドファンディングは残り「6日」となりましたが、このクラウドファンディングの企画を通して、これから各団体連携したサポートを行なっていく予定です。

「具体的な連携のイメージは?」「どういったサポートを中心にするの?」といった内容は、こちらのページに記載していますので、ぜひご覧ください。

【#働くを取り戻す】コロナ時代の若者応援プロジェクト

引き続きぜひとも応援をよろしくお願いいたします!