こんにちは!
待ちに待った宮城県岩沼市の大豆の収穫が始まりました。
収穫しています農業法人は農事組合法人「林ライス」です。
「林ライス」は、岩沼市の林地区の農業法人で、土地利用型農業と言われる主に米と大豆を栽培しています。
震災の際は、津波により甚大な被害を受けました。それまでは、個人の農家が個々で農業を営んでいましたが、農地の復旧が進む中、将来の農業経営は大規模化しないと成り立たないと判断して、国や市の支援を受けて、農業法人として経営を再開しました。
法人となると、社長がいて従業員を雇うというイメージですが、農事組合法人は「組合員みんなで頑張る」という組織体制になっており、あまり上下関係を持たずに従来の個々の農業を営んでいた雰囲気に近いものになっています。
それでも、法人経営では米ばかりを生産すると田植え時期と稲刈り時期に作業が集中し、栽培面積を増やしたくても、人員や農機具に限界が出てしまいます。そのため、大豆などの作業時期が異なる作目を一緒に栽培することで、年間を通して平均的な作業を行うことができます。
ですので、大豆は、農業法人が安定した経営を行うためには非常に重要な作目になります。
また、宮城県は震災以前からも大豆の生産には力を入れてきました。その理由は、米の転作作物として、国は大豆と麦を奨励してきましたが、麦の栽培が宮城県にはあまり適していなく、大豆の方が品質の良い栽培ができることがありました。
加えて、宮城県には「ミヤギシロメ」という、色や風味に優れた品種があります。「ミヤギシロメ」は高級な大豆と位置付けられており、市場相場も高いようです。
例年、大豆の収穫は稲刈り後の11月頃から年内一杯にかけて行われます。
農事組合法人「林ライス」でも収穫が始まっており、その風景を見ることができました。
収穫後は、乾燥・調製を行い、袋詰めして検査の後に出荷されます。
今年の出来も良いそうで、「スプレ」の製造が待ち遠しいところです。
もう間も無く、商品が完成します。
引続き、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いします!