2018/11/14 20:42


今年で70周年を迎えた仙台朝市。そのうち、約50年にわたりこの市場と共に歩んで来た「レジェンド」今庄青果の庄子さんに、芋煮のあるべき姿についてお伺いしました。今でこそ「芋煮 レシピ」とググれば何を入れるか調べられますが、昔は違いました。ネットがなかった時代。芋煮の具材を仕入れに来た学生と八百屋さんとのコミュニケーションで具材が決まるのです。具材は、需要で変化します。質より量を求める貧乏学生には、安くてもお腹が膨れる野菜を。こだわりの味を出したいインテリ学生には、旬な最高の野菜を。庄子さんは毎年秋になると、芋煮コンサルタントになるのです。文明の進化によって、文化が失われてきている昨今を、庄子さんは危惧しています。 

「河川敷で石を積んで火をおこす手間を省きたい学生が増えて、手ぶらで芋煮をできる施設ができた。外食レストランでも、芋煮が食べられるようになった」

 野菜の旬は1ヶ月単位で変わります。芋煮をする時期や、地域によって、提案する具材は変わるのです。ネットで調べられるレシピは、通年変わりません。そこに、野菜の目利きの真髄が見えました。レシピは、その時、その場所、その地域、その人によって変わります。それが、真の芋煮です。現在、11/24のインドネシアフェスに向けて芋煮を開発しています。庄子さんに、「芋煮アドバイザー」に就任して頂きました。最強の芋煮を創るため、クラウドファンディングで芋煮の材料費を調達中です。皆さまにも、この芋煮プロジェクトにジョインして頂けますと幸いです。何卒、宜しくおねがいいたします!