こんにちは!
50日に渡って取り組んできましたクラウドファンディング「宮崎コーヒープロジェクト」も今日が最終日となりました。
最後のレポートは自分が最もお伝えしたい、スペシャルティコーヒーについて、もう一度説明させて下さい。以前書いたレポートの内容と近いものですが、このプロジェクトにおいて最も大事なポイントで、なぜコーヒーミルEK43が必要なのかに繋がるとても重要な部分ですので、最後まで読んでいただけると嬉しいです!
スペシャルティコーヒーのここが大事!
トレーサビリティが明確
生産者の顔が見えていたり、生産地域の情報がしっかり記されている。生産の体制、精製の方法、流通まで一貫したトレーサビリティ(生産履歴)が明確である事。
宮崎の代表的なお野菜、ピーマンをスーパーで買うとしましょう。
一つのカゴのものは詳細の記載はなし、もう一つのカゴのものには生産者の方の顔写真やコメント、想いが記載されています。お値段が多少違っても、やっぱり安心だし美味しそうに感じるのは顔が見えてコメントがあって、生産者の想いを感じられるものではないでしょうか⁉︎
生産者は生産履歴が残るから一生懸命作る!一生懸命作られているものだからこそ安心安全で美味しい!
写真は恋史郎コーヒーの取引先であり宮崎県出身のロースター(焙煎士)、COFFEE COUNTYオーナーの森さんが最も信頼を寄せる生産者、ニカラグアのセルヒオ・ノエ・オルテスさん。
魅力的な風味特性を持っている
コーヒーは土壌、気候、そして作り手の情熱によって味が決まります。
スペシャルティコーヒーは、豊かな風味特性を持っているかを、一定基準を持って採点されています。品評会で入賞するようなコーヒーは特に秀でた個性を持つものばかりです。
コーヒーの味の骨格といわれる酸味、甘さはもちろん、時には赤ワインのような芳醇さ、時にはシナモンのようなスパイシーさなど、素晴らしいスペシャルティコーヒーからは様々なフレイバーを感じる事ができます。
コーヒーの味を細かくとるには、知識と経験が必要です。しかし、お店やご家庭で飲んでいただく際にはそこまで細かく考えていただかなくても大丈夫です。
「あっ、美味しい!」
それだけで十分です。飲んでいただければわかります!一般的なコーヒーとは一線を画すスペシャルティコーヒーの素晴らしい風味!
高山地の斜面で栽培されている事の多いスペシャルティコーヒーは、一粒一粒、熟度も見極めながら人の手によって収穫されます。
評価に見合った対価が支払われている
素晴らしいコーヒーは継続的に作られるべきです!
私たちの毎日に彩りを与えてくれるこの1杯の素晴らしいコーヒーを、5年後も10年後も飲み続けたいと自分は思います。
その為には農園がしっかりと運営していくお金が必要です。近年増えて来ているダイレクトトレードの話をちょっとだけします。
文字通りですが、バイヤー(お店)が直接農園から豆を買い付ける仕組みです。この仕組みでは、素晴らしいコーヒーにバイヤーが見出しだだけの価値(対価)が直接農園に支払われます。またこのような仕組みをとおして、農園とお店が直接的に信頼関係を築き、継続的に高品質なコーヒーを生産するサイクルが生まれるのです!
ルワンダのコーヒー農園の様子。スペシャルティコーヒーはコーヒーの価値を再構築し、未来に繋がる素晴らしい仕組みです。
このようにして、恋史郎コーヒーで提供しているスペシャルティコーヒーは、素晴らしい土壌と気候、そして何より生産者の情熱によって作られ、その情熱に共感し価値を見出したバイヤーによって世界中に運ばれ、その風味を最大限引き出す焙煎と抽出によって、お客様が口にするカップへと表現されています!
コーヒーの抽出は必ず豆を挽いてから行います。
挽かれた粒の大きさが均一な方が美味しいコーヒーを出しやすくなります!
粒の揃い方は正直機械の性能次第です。残念ですが、バリスタがいくら努力しても、研究しても、一生懸命念じても粒は揃ってくれません!
今回このクラウドファンディングの資金で購入するコーヒーミルEK43は、現在最も粒の大きさが均一に挽けるミルといわれています。つまり美味しいコーヒーがだせるミル。
EK43があることで、情熱のリレーで作られてきたスペシャルティコーヒーの魅力を最大限に引き出す事が出来ます!!
今回のプロジェクトの成功で、恋史郎コーヒーでは宮崎の皆様に最高のコーヒーをお届けする環境が整いました。それはコーヒーの可能性と向き合い、コーヒーの本質を表現したい!という想いでお店をオープンした自分にとって、これ以上のない最高のご褒美です!