2019/10/16 20:12

 

返礼品の一つである、『二宮さんちの美味しい百年味噌』を作り販売されている、大正6年創業の老舗である二宮麹屋さんを取材してきました。

二宮さんは二宮麹屋 6代目店主であると同時に、宮崎市立小戸小学校PTA会長として日々子供たちの為に活動されていらっしゃいます。

二宮麹屋さんでは麹、味噌を販売されていますがもともとは麹屋専門店だったそうです。昔は味噌を作る家庭が多かったため麹の需要が高かったようです。

この日は麹(こうじ)の仕込みを実際に見せていただきました。

米を蒸す

店内に入るとカメラのレンズが曇るくらいの湯気が天井まで漂っていました。

 人肌まで米の温度を下げる

蒸した米をむしろの上に広げ混ぜながらほぐして、人肌まで米の温度を下げる。

気温や湿度、米の状態によって硬さや手触りが変わるそうです。麹菌は生き物。この後に混ぜる麹菌が熱さで死滅しないように温度調整が大切です。

こちらは麦です。この麦の粒、お味噌に入っているのをよく見ますね。

麹菌

そして麹菌をまんべんなく振りかけ全体をほぐします。

温度調節

麹菌が混ざった米や麦をもろぶたに入れて、麹室で温度調節します。

小学1年生になる娘ちゃんが一生懸命もろぶたを運ぶお手伝いをしていました。

この日は二宮さんのお父様・お母様、二宮さん、そして娘ちゃんで力を合わせて、親子3代で麹・味噌づくりをされていました。心強い助っ人ですね!

 寝かせる

昨日より大きな床の中で寝かしておいた麹菌の混ざった米をほぐし、もろぶたに分け広げてさらに麹室で寝かせます。

麹・味噌作りは温度管理が大切

二宮さんも、そして5代目である二宮さんのお父様も『麹菌は生きている、温度管理が大切。毎日一つとして同じものはない』とおっしゃいます。

手でほぐし、その日の麹の状態を肌で感じ、微妙な温度や湿度の違いを感じ取っているかのようでした。

二宮さんは、昔から受け継いでいる麹・味噌作りを絶やしてはいけない、大切に受け継いでいくことがやりがいに繋がっていると話してくださいました。

今回はタイミングが合わず味噌を作る工程は取材できませんでしたが、味噌づくりに大切な麹の仕込みを見せていただくことができてとても勉強になりました。

二宮さんのお気に入りのみそ汁の具

揚げと大根がお気に入りとの事です

そしてさらにお気に入りのトッピングを教えていただきました!

・ 揚げ玉

・ バター

・ ごま油

二宮家では、食卓に並んだみそ汁にお好みで加えるそうです。特にバターは新しい味の発見ができそうですね。

ごま油は2~3滴加えるだけで、風味が変わり味わい深くなるそうです。

皆さまも、二宮さんちの美味しい百年味噌で試してみてはいかがでしょうか。

因みに・・・

我が家ではお味噌汁が残らないように一人一杯分のお味噌汁しか作っていませんでした。

しかし二宮さんちのお味噌を初めて使った日、家族全員がお味噌汁の『お代わり』をリクエストしてきたのです!!

今では2倍の量のお味噌汁を作っています(^^

溶いたお味噌はなめらかできめ細かく、麹の風味が広がります。

私は二宮さんちのお味噌には、野菜具だくさんで頂くのが大好きです。

二宮家の皆さま、朝早い時間にも関わらず丁寧にご説明いただきありがとうございました!

ご支援いただけると共に、創立100周年記念ラベルの美味しい百年味噌もお手元に届きます。皆様の温かいご支援をお待ちしています!