2020/04/04 10:06

こんにちは

よんこいちです。

 

今回は結果のご報告をさせていただきます。

 

ボストン大会(オンライン)でよんこいちは残念ながら次に進むことができる6チームに選ばれることができませんでした。

 

ですが、たくさんのことを学べるいい機会になったので今後に活かしていきたいと思います。

 

今日は報告書の抜粋を載せたいと思います。

 

 

・ハルプラが与えた私たちへの影響

 

 ハルトプライズに参加することが決まり、私たちはビジネスプランを考えることなった。ところが、ビジネスに関する知識がほとんど皆無であった私たちは、そもそもビジネスの考え方の基盤を持っていなかった。アイデアは出るものの、ビジネスに繋げると「ピン」とこない。次第にアイデアさえも枯渇してきて、一向にプランが進む気配がしなかった。メンバー同士も投げやりになり、既存のビジネスを見たり聞いたりして、自分たちの出したアイデアに自信をなくしていた。

 ハルトプライズ宮崎大学大会の前日、まとまらないプランをどうにか纏めようと私たちは追い込みをかけた。マーケティング力、会計学への理解、ビジネスに求められているもの、全てに関してアマチュア以下であった私たちに「諦めないこと」の大切さと絶壁にいる状態でも「逆転」できる可能性を感じさせてくれた。

 

・主な活動内容

 

 私たちのプランは美術大学生が創る作品に焦点を当てたビジネスである。美大生が作る素敵な芸術作品が産業廃棄物となってしまっている現状を変えたい!彼らの作品、作品に込める思いの両方を「すっ」と救えるような、また貴方にそんな素敵な作品がもっと届くように。そんな想いを持った4人が目指すのは気軽に芸術作品が贈れる世界。「SDGs×日本の美術産業」の活性化に貢献できるものとなっている。

このハルトプライズ2020大会への準備は11月初旬くらいに始まり、315日に幕を閉めることになった。講義があるから、定期テストがあるから、バイトがあるから、部活やサークル活動があるから、など言い訳は全く聞かない。刻一刻と過ぎて行く締め切りまでの限られた時間で、プランを何度も練り直し、文章を推敲し、よりレベルの高いプレゼンへと持っていった。また、発表形態が英語であった為、自分たちの英語コミュニケーション能力を高める必要があった。工学部棟で行われている『ランチタイム英語』の積極的な参加を通して、英語を話す時間を確保し、英語を話すことへのハードルを下げるように心がけた。さらに、プレゼン練習の為に、大学生が運営している宮崎市のニシタチにある「HIDANe bar」や、宮崎大学地域デザイン棟、工学部棟の国際連携センターなどで、学生や企業の皆様、先生方を対象としたミニプレゼン会を開催して、講評して頂いた。また、ハルトプライズ宮崎大学大会後、ハルトプライズ2020ボストン大会に向け、さらにプランを深く練り直す為に東京の国立新美術館へ行き、五美術大学展で実際に美術大学生の作品を鑑賞した。自分たちの目でしっかりと作品を鑑賞することで、作品に込められた美大生の想いを強く感じることができ、さらに熱意の籠もったビジネスプランに練り直すことができたと思う。

 

 

・ハルトプライズで得られたこと

 

 このハルトプライズ2020大会に参加して得られたことは数えきれない。ビジネスに関する知識はもちろんのこと、パワーポイントの構成やスライドの作り方、発表の仕方や英語で発表する際のポイントなど、さらに能力を得ることができた。また、衝突するたびに話し合い、お互いを許し合い、和解することの大切さを学んだ。夜も眠れず徹夜で集まり、何度も何度もミーティングを重ね、試行錯誤しながらより良いものが得られた。また、数々の課題を乗り越えることで得られる達成感を感じることができた。諦めず、ハルトプライズに全力で挑戦したからこそ、何事にも全力で挑戦しようと積極的に取り組める貪欲さも得られたと思う。

 

 

・最後に

 

 今回のハルトプライズ2020大会はアメリカのボストンで行われる予定でした。私たちはもちろん、多くの参加者の皆様、現地の皆様方が開催に向けて、準備を進められていたと思います。ボストン渡航の為の資金不足の為にクラウドファンディングを始め、本当に多くの方にご協力頂いたにも関わらず、ハルトプライズ2020大会がボストンで開催できなかったことは本当に悔やんでも悔やみきれません。ですが、中止になった訳ではなく、選考方法がオンラインに変更され、無事にハルトプライズ2020ボストン大会に参加できたことを心から誇りに思います。結果は残念なことにファイナルチームに勝ち残ることはできませんでしたが、わたしたちは結果以上に多くの事を学びました。ここに厚くお礼申し上げます。

 

よんこいち代表 山田佳奈

チームメンバー 井上穂香 金井美優花 前田陸也

ハルトプライズ宮崎大学運営代表 久保嘉春