2015/04/12 13:43
春の某日。皇居東御苑に咲いていた桜の近くの芝生に、謎の男子3人が集結。見た目だけが若干庄内の芋煮っぽいインスタント豚汁を食べながら、覆面の芋煮座談会を開催しました。参加者は、このプロジェクトが目標金額を達成した暁に、「芋煮 de ハーモニー」のレコーディングでヴォーカルを務める某男性シンガーと、プロモーションビデオ制作を担当する某監督、そして発起人の阿部彩人。聞き手・進行は酒田出身の某男子です。 ___では、シンガーさん、監督さん、軽く自己紹介をお願いします。 シンガー:大阪出身のシンガーです。歌をかじって、いわゆるメジャー畑でも活動しておりました。今は都内でバンド活動などを行っております。よろしくお願いします。 監督:僕は和歌山から出てきまして、都内にて音楽を中心に映像系の仕事をしております。ライブからPVからドキュメントコンテンツから、メジャーアーティストなどの仕事をやらせていただいておりまして。 シンガー:あとは、アダルトビデオでしょ? 監督:アダルトビデオは、やってませんよ(笑)。 ___(笑)。では、今回このプロジェクトに参加しようと思ったきっかけについて教えてください。 監督:僕も地方出身で、地元の和歌山を盛り上げたいな、という思いがあったので、今回の山形の企画にも非常に共感するものがあったんですよね。なので、こういうことに参加させてもらって、自分がどこまで何ができるのか、というのを考えるのもいい機会だなと思いまして。 ___山形には、ゆかりは無いんですか? 監督:山形には、恥ずかしいぐらいに全くゆかりが無いんですよね。 彩人:東北に行ったことはあるんですか? 監督:無いんですよね。東北すっ飛ばして、北海道はあるんですが。 ___シンガーさんは、何故このプロジェクトに参加しようと思ったんでしょうか。 シンガー:発起人の阿部彩人くんとは友人で、彩人くんと話しているうちに、郷土愛や地方を思う気持ちに触れて興味が湧きまして。実際に山形県に足を運んだり、東京で開催された芋煮会(江東区・若洲公園で開催された「みんなで作る東京一の芋煮会」)に大阪人として参加させていただいたりして、共鳴する部分が、薄い意味じゃなく凄くありましたね。まさしく自分が「芋煮 de ハーモニー」した1人目かなと。これはもう、俺が歌うしかないだろうと。 彩人:実際に、芋煮会に参加してみていかがでした? シンガー:いやもう、びっくりしましたよね。青空の下、芋煮を食べるということだけに東京の江東区の公園に300人ぐらい集まるという光景と、ただ集まるだけじゃなく、芋煮というある種、地味なものがつなげるリラックスした調和感というか。あれは衝撃的でしたね。いわゆる、人と人とのつながりというところで、こういう空間があるんだな、という。そこに、先ほど監督も言っていた郷土愛とか、地方を思う気持ちすらも混ざり合って、ハーモニーしていたと。 ___ぜひ、山形での芋煮会も見ていただきたいですね。公園や広場があればブルーシートを敷いて、色んなところでやってますね。9月、10月、11月ぐらいは。呑むための口実なんですよね(笑)。 シンガー:バーベキュー代わりなんですかね? 彩人:バーベキューはまた別でやるんですけど、意味合い的にはバーベキューとも似ている部分があるかもしれないですね。 シンガー:でも、関東とかで例えられるものは無いんでしょうね、たぶん。 彩人:かもしれないですね。シンガーさんが参加された芋煮会では、実際に庄内の味とか内陸の味とか、色んな味の芋煮があったと思うのですが、食べてみて感じたことはありますか? シンガー:醤油味と、味噌味が基本で、あとは具材が違うパターンが色々ありましたね。庄内の味噌味の芋煮は、関西の味がしましたね。醤油味の方は「ぱつっ」としていて、内陸というか「内側の味」っていう感じがしましたね。 彩人:そうですね、庄内の芋煮が関西の味がしたというのは凄く鋭くて、庄内には酒田港という港があって、江戸時代には西廻り航路の重要拠点として、北前船によって関西の文化が入ってきてたんですよね。それで庄内地方には、関西の言葉や味とかの影響があると。 シンガー:じゃあ、大阪出身がこの歌を歌うのは、完全にオッケーなんですね。 彩人:そうなんですよ。関西とは非常にリンクしているんですよね。 続きはこちらにて!