2014/12/25 00:43
『日本のど真ん中、Tokyoで上毛かるたの全国大会をやろう!』 と思ったのは2年半前。上毛かるたの札そのものが群馬の名所旧跡や偉人を詠んでいるので、これを他県の人にも知ってもらえれば群馬のPRになる・・・と思って協力してくれる人を探し、実行委員会を結成。もちろんこれは嘘ではなく、群馬の良さをもっと知ってもらおうと思って行動をおこしました。 でもそれは私の気持ちの半分位を表しているに過ぎず、もう半分は『群馬の皆さんに笑ってもらおう』という超軽い考えでした。 第1回大会の会場は銀座のぐんまちゃん家。 日本のど真ん中Tokyoのさらに真ん中である銀座で上毛かるた日本一を決めると言ったら、多分みんな笑ってくれるだろうなと思いました。 『銀座で上毛かるたってなんでやねん!』と突っ込んでくれれば、私の中では半分目標達成でした。 確かにネット上では『JMKって(笑)』という書き込みが至るところにあり、上毛新聞、FMぐんまでも当時大きく取り上げて下さいました。 だから当然参加者も軽い気持ちで来るものだと思ってたのです。 が、いざ蓋を開けてみたら全く逆。会場に来た方のほとんどがガチ勝負をしに来たのです。 試合になるとかるたを真剣に見つめる目、そして微妙な判定の時に審判をギロッと睨み付ける目。 今でも忘れません。あまりに怖すぎて、次の開催はやめとこうかな・・・と思ったくらいです(笑) でもその一方、入賞してうれし涙を流すチームもいれば、悔しくてぐんまちゃん家の隅で泣くチームもいました。 話は変わりますが、私の妻(横浜育ち)は時々『独身の頃は高知の人と結婚したいと本気で思ってた』と言います。 うちの夫婦は仲が悪い訳ではなく、どちらかというと良い方の部類に入ると思っているのですが、そんな仲なのに旦那である私の前で普通にそんな事言うくらいなので、相当思いは強かったのではないかと思います。 そしてその理由は『よさこいが好きだから』なんだそうです。 独身の頃に高知でよさこいを見てから惚れてしまったそうです。しかしその思いは叶わず、高知とは全く縁のないグンマーである私と結婚した訳ですが、私自身、妻の言うこともわからない訳ではなく、よさこいを踊る高知県民の男の人たちは私から見てもとても格好良く見えます。 何というか、祭りを楽しんでいるのに加えて『これが高知のよさこいだ!』と言わんばかりのりりしい姿が格好良く見えるのです。 だんじりの時の岸和田の人たちやねぶた祭りの時の青森県民の人たちも同様です。この土地に生まれて良かった!どうだすごいだろ!的な顔なのです。 でも残念ながら群馬にはその様な大きなお祭りはありません。お祭りはありますけど、観光客がたくさん訪れるようなお祭りはありません。 しかし、じゃあ群馬県民が格好良く、群馬に生まれて良かった!的な顔をする時なないのかというとそんなことはないような気が最近しています。 それが、上毛かるたをやっている時なのではないかなと。 これまで2回『KING OF JMK』を開催してきましたが、『鶴舞う形の群馬県』の空読みの後、一瞬静寂と共に参加者の目がキリッとなる姿は、よさこいの高知県民、だんじりの岸和田市民に負けない位りりしい姿です。 なので、KING OF JMKを通じてアピールすべきなのは上毛かるたそのものは勿論、『上毛かるたと真剣に向き合う群馬県民』であると思うのです。 最近私は、『上毛かるたに向き合う群馬県民は、群馬が誇る無形文化遺産です!』と勝手に言ってますが、その理由がこれです。 KING OF JMKを初めて2年半、沢山の方々に応援してもらってここまで来ましたが、一方で『なぜ群馬でやらないんだ!?』、『日本の中心は東京ではなく渋川だろうが!』という声もいただきます。 確かにそうですが、この素晴らしき群馬県民の姿を沢山の方々に見てもらう為には、まだ今のところは東京が相応しいと思ってます。何年か後、JMKを見るために他県の方々が沢山群馬を訪れてくれるというレベルになったら群馬でやっても良いかなと思います。 そんな理由でKING OF JMKはTokyoで実施しています。どうぞご理解ください。 おかげ様で54名の方にご支援をいただき、昨日目標の30万円を達成できました。支援していただいた1人1人に感謝申し上げます。またこれまで色々助けていただいたFAAVO群馬様にも深く御礼申し上げます。 期限はあと1日残ってますので、まだ支援してなくてKING OF JMKの趣旨に賛同いただけるという方は是非ご支援をよろしくお願い致します。