2019/02/02 00:48

イベント当日から携帯が鳴り続け、これほどの熱量が毎日のように届くとは、これほどに反響が起こるとは、予想だにしていませんでした。

 

 

私の設定していた1月の目標は、実はあえて数字を設定しませんでした。いくらの売り上げ、何人の来場者数でなく、「来場者の満足度」そのための尺度はどれだけの笑顔で帰ってもらえるか、というものでした。そしてそれをはるかに超える熱量の喜びと感謝、反響と波及が連日、まだ続いています。

 

種がまかれるということは、種が繋がれるということ。私たちがこれまで生きてきたすべての集大成が、いのちの感謝祭”種”という形で多くの方へのバトンとして引き継がれました。改良されて種を残せないF1種と違い、感謝の種はパワフルです。みなさんという柔らかで暖かな土壌の中に落ち、日々内側で成長していくことでしょう。

 

 

今回、いのちの感謝祭を開催するにあたり、多くの方が何か善きコトをしたい、けれどどうすればいいかわからない、一人では。。。話を聞いてほしい、そういって集まってきてくれました。

 

分からないなら、始動したいのちの感謝祭にJOINしてみて。とにかく参加者として、来場者として、来てくれたら、自分の内側で何かが発芽しているから。宣伝文句ではなく、私はそのようにいのちの感謝祭を体系的に作っています。

 

 

1月26日、、、過去最高のインフルエンザ数に大寒波の到来というビッグな大浄化プレゼントの中、いのちの感謝祭はついに開催されました。IID世田谷ものづくり学校自体への来場者は2日間で400-500名とのことでした。例年とほぼ同数とのことで、いのちの感謝祭以外のイベントのおかげで賑わったこと、そのおかげていのちの感謝祭も盛り上がったこと、本当にありがたく思います。

 

IID世田谷ものづくり学校さんには、本当に気持ち良い空間をご提供いただきました。みなさんのあたたかいご支援であるクラウドファンディングのおかげで、イベント自体の収益は黒字とすることができました。

 

しかしそれでは何も面白くないので、、、またいのちの感謝祭と名乗るからには1月は特に信頼して参加してくださった方々、来場してくださった方々、そしてサポートしてくださった方々にこそ、感謝のお礼をしたいと、ご本や物品を買取、来場者や関係者にふるまわせていただきました。これにより大きく数十万円ほどのマイナスとし、気持ちよく2月からのスタートとさせていただくことをご報告させて頂きます。

 

場所だけのイベントなら、お金集めて事業するだけのクラウドファンディングなら他でもできます。けれど、いのちの感謝祭での”感謝の前払い”は、私にとって、”種まき”でもあります。

 

 

2001年、"Pay Foward"という映画が流行りましたね。世の中を良くしようと考えた少年が一つ親切をしてもらったら、その人ではない誰か3人に感謝をペイ・フォワード(前払い)していく、その連鎖で世の中はよくなる、、、という話。

 

私は小さな頃から、「生かされている」「かみさまはすべて先払い」という感覚記憶などはありました。その純粋さと比例する傲慢さも強かった。そんななか、人生をとおして”感謝をしたい、深めたい”と思って生きてこれたのは、親や周りが親切心の塊みたいな人たちの中で育ったおかげです。

 

その象徴的な1冊があります。『しんせつなともだち』

 

私の根幹であり、バイブルです。”感謝の前払い”は、”Pay Foward”であり、”種まき”です。種まきというのは、”投資”でもあります。

 

感謝とともに関係者の物品を買い上げさせて頂き、お礼として配り、ぐるぐる回したのは、豊かな土壌を耕したということ。種がいくら良くても、土壌が柔らかでなければ芽はでません。そしてそこには、口だけでなく、一歩踏み込んで背負うという私の姿勢を示したわけでもあります。

 

相手の中に踏み込むには礼儀があります。生物としては、自分のテリトリーに入る=敵として認識されます。土足で踏み込まないのは基本中の基本。その上でこちらから、”私はあなたのために負荷を背負います。踏み込んで応援させてください”、とう姿勢を示すということ。

 

クラウドファンディングもそうです。リターンを多く支払うものは多くを得る。この図式は間違いありません。日常でも多くを人のために自己犠牲でなく、気持ちよく自ら踏み込む人が、気持ちよく支払える人だからです。

 

お分かりの通り、時間、労力、金銭に関して、出し渋るものは、多くを得ることもないのです。様子見をするものでなく、一番先に犠牲を支払ったものがその収穫を得ます。それが自然の法則です。

 

よくそこまでするね、、、と言われてきた人生ですが、そこまでしないと見えない景色、美しい景色があることを、私は経験上すでに知っています。そしてそれを形にできる自分を信じています。それは、まわりの人たちが素晴らしく、みなさんを信頼できるから。たったそれだけのことです。

 

さて、綺麗事でなく、善きコト(Social Good、社会的意義が高いコト)は果たして広がるのか(数字を生み出して運営され、成長することが可能か)、、、いのちの感謝祭のチャレンジ、どうぞご期待ください^^