2013/06/19 04:37
 FKキッズ交流キャンプに参加してくれたおかあさんが福島市の近況を知らせてくれました。放射能を避けたいのはやまやまで、外で遊びたい子どもたちの気持ちにも少しでも応えたい、こんな状況が日常になってしまった福島です。近隣の他県にもホットスポットが点在しているそうで、保養プログラムの募集対象を福島に限定しないでほしいとの声も聞いています。  この写真は、山形県米沢市にもほど近い福島市にある屋根付きの遊び場。夕方4時頃でも子どもたちで混雑していたそうです。芝生を剥いで人工芝に換え、線量を表示し、他所では泥遊びもできない屋内の砂場で我慢し、大勢が使えるように使用時間に制限も敷かれ、ますます管理されて行く近未来の姿のようにも思えて気持ちが塞いでしまいます。  保養プログラムの存在価値はこの状況だからこそあるわけですが、たとえ一時的なものだとしても、自然に抱かれて思いっきり飛び跳ねる子どもたちの姿を見ていると、これが未来につながらないはずはないと思うのです。庶民が企画する規模では受け入れる人数はとても少数、回数を重ねるしかありません。この機運が低調にならずさらに全国各地に広がることを願っています。  こうして保護者のみなさんと情報や近況を交換し合ることは、実際にそうしてみると、福島への思いはますます深まり、今のこの日本でもっとも大切な関係のひとつなんだと思えます。インターネットのおかげでもあり、氾濫する情報に翻弄されないで生きるための支えにもなっています。