2020/02/24 19:44

 

今回のクラウドファウンディングの挑戦の主宰者の相方として支える西上啓美(THE TEA SHOP CHANOMI 店長)彼女が これまでの経緯とこれからのことを彼女の目線で赤裸々に語ります

 

------自分の相方が「会社を辞めてお茶屋になる」と言い出したとき どう思われました

(啓美)実は辞めると言ったのは3回目なんです(笑) 以前は「お好み焼き屋をやる!」と言ってましたが 今回は真剣に「金沢に帰ろう...」と言われ 私としても『仕方ないなぁ』と思いました それと同時に 子供たちが まだ高校生と中学生だったので『困ったなぁ』とも思いました

 

------それでも 一緒に金沢に帰ることにしたんですね

(啓美)はい  東日本大震災を東京で体感し 日本茶に対する危機感を持った彼の覚悟が堅かったですね それと 私が反対をして その先の人生 ずーっと「あのとき やっぱり...」のようなことを聞かされるのも嫌だなぁとも思いましたね(苦笑) それと以前勤めていた会社でも頑張っていたようですし なんとかなるだろう とは思っていました

 

------実際 この8年間はどうでしたか?

(啓美)まぁ これだけお金ってなくなるの?というぐらい貯金が消えていきましたね(笑) 起業したころは 会社員時代と同じように福岡にそのまま住んでいたので 実感が湧きませんでしたが 金沢に引っ越してからも 彼は横浜に単身赴任状態でしたし... ただ 彼が頑張って稼いでくれたお金だったので 最低限の水準に行くまでは 支えようと思っていました

 

------奥様もご苦労なさったんですね

(啓美)そうですねぇ あまり 深刻に考える方ではないので あっけらかんとしていましたが その後 金沢にお店を作ってからも 綱渡りの毎日でしたね 喧嘩もよくしましたし(笑) ただ 彼の信念はブレていなかったです

 

------と言いますと

(啓美)彼は 起業した最初から むしろその前からですかね?今の状況を描いていたようですね 今振り返ると「茶園を支える」「カジュアルにお茶を楽しむお店を作りたい」「シアトルに出来て 金沢に出来ないことは無いやろ?」とよく言ってましたね

 

------最初からこのようなカフェスタイルだったのですか?

(啓美)いえいえ とんでもない!本当に小さなお店で 幹線道路沿いということもあり あまりお客様も来ないような店でした(笑)でも それでも来てくださった方々は みんなステキな方ばかりで 私はとても大好きなお店でした

 

-----確かに こじんまりとしたお店でしたね

 (啓美)ここでワークショップしたり セミナーを開いたり そうそう アコースティックライブもやったりしたんですよ(笑) 呑み会もよくやってましたね

 

------今のお店では考えられないですね(笑)

(啓美)そうなんですよ(笑)でも 楽しかったし あのお店に来られるお客様も 本当にいい人ばかりで 私自身もお茶の勉強をさせていただきましたね もちろん 今のお店のお客様も いい人ばかりなんですよ

 

------そして 一昨年移転をされたんですね

(啓美)そうですね その移転を決めてからが また 大変で 今のスイーツメニューの基礎となるものをたくさん試作させられました

 

------え!?茶のみのスイーツメニューは奥様が考えられたんですか?

(啓美)いえいえ!考えるのは社長で 私はひたすら彼が考えたものを 試作していました それでも 私もお菓子作りは好きですから いろいろと意見はしましたよ ただ いい米粉に出会えなくて 上抹茶にあう米粉探しに2年もかかりましたね

 

------2年も!こだわっているわけですね

(啓美)「お茶屋が抹茶にこだわらなくてどうする?」「抹茶じゃなくて上抹茶やぞ」とよく叱られました(苦笑)

 

------移転オープンしてからも 本当に美味しそうなメニューが盛りだくさんですもんね

(啓美)社長には 毎月必ず新作を求められます お客様を飽きさせないようにしないといけないよ とよく言われます 確かに 私もいろんなカフェに行きますが どちらも新作を次から次に出されますもんね

 

------そして いよいよ4月には金沢のど真ん中 近江町市場に出店ですね

(啓美)まだまだ 目まぐるしい毎日が続きますね(笑)でも 私たちもわくわくしているんです 今回のお店は 以前の小さなお店の雰囲気を持ってきているので 私もとても嬉しいんです いろんなお茶の飲み方(ティーソーダやチーズティーなどなど)も知っていただくチャンスですし 5月には新商品としてペットボトルやドライフルーツも出るんですよ

 

------まだまだ進化していくんですね

(啓美)でも 私としては やっぱり 以前の小さなお店のままでもよかったなぁ と思う時はあるんです でも 彼の夢を応援するのも 私の役割なので 社員さんやスタッフのみなさんと一緒に 女性のためのカラフルでハッピーなお茶屋さんを作っていきたいなぁ と思っています

 

------直営工場も出来たんですよね

(啓美)はい なんだか 急激に目まぐるしすぎて 私にはついていけません(苦笑)でも 美味しいお茶は私たちの暮らしをゆったりとステキな時間にしてくれるので いいと思っていますよ

 

------お子さんたちは今回のプロジェクトになんとおっしゃってましたか?

(啓美)娘には最初は「これって詐欺じゃないよね?」と言われました(笑)クラウドファウンディングの主旨を説明すると「じゃあ 友達にも拡散してって言っとく」と協力してくれています 子供たちだけでなく 両親はじめ家族は私たちの仕事にとても理解があって とても助かっています

 

------プロジェクト成功するといいですね

(啓美)はい!茶農家のみなさまも支援してくださっているのは 私たちにとって本当に心強いです そして 金沢のみなさまも社長の知り合いの方々も お店が大好きなみなさま いろんなみなさまが 茶のみの仲間として 支援してくださっているので 本当にありがたいことだと 心から感謝しています

 

------長々といろんな話を聞かせていただき ありがとうございました

(啓美)こちらこそ ありがとうございました これからもどうぞよろしくお願いいたします

 

------もう少しで達成ですから みんなで支援していきましょう!!