2020/08/28 20:47

総勢130人を超えるEarth Light Project。


メンバーインタビュー企画「130のストーリー」では、メンバーそれぞれの宇宙への情熱やプロジェクトにかける熱い想いをお届けします。


今回は旧技術班代表を勤めていた服部司さんにインタビューしました。

プロジェクトの核の一つである、燃焼器の設計・製作を引っ張ってきた服部さん。楽しそうにものづくりを語る、少年のような彼の魅力を存分にお伝えします!


ーEarth Light Projectに参加したきっかけを教えてください。

学生団体おりがみをきっかけに、Earth Light Projectを知りました。代表の都築さんから誘われ、話を聞いていくうちに、いろんな人を巻き込んだプロジェクトに魅力を感じました。もともと、自分が作った身近なもので人を喜ばせることが好きで、大規模なプロジェクトでも同じように出来たらいいなと思ったので、参加することにしました。


ーEarth Light Projectでやってきたことは?

主に燃焼器の開発をしています。先代の技術班が作り上げてきた理論を、実験を重ねることで形にしていきました。気圧が低い上空で燃焼器内部の気圧をコントロールする気圧調節器を設計することをはじめとして、実験で使う真空装置まで形がないところから作り上げてきました。


責任重大。だからこそやりがいがある。

ー一から作り上げることに不安はありましたか。

責任重大ではあるなと感じていました。しかし、だからこそやりがいがあると思うんですね。最初は作業をする場所がなかったので、その部分で少し不安はありました。しかし1か月後には、技術班に加わった樋口君が所属する千葉大学板倉研究室が使えることになったので、心配はなくなりました。研究室の先生も、興味を持って良く面倒を見てくれて…!協力してくれる心強い人がいたので、なんとか実現できるのではないかと思っていました。また、工業高等専門学校(以下:高専)に通っていた時、全国高等専門学校ロボットコンテストを通してアイディアを形にしてきた経験があったので、それを生かしていきたいと思っていました。


ーものづくりが大好きなんですね!

そうですね(笑)。昔からものづくりが好きだったので、そのまま大きくなってしまいました。小さい頃は、科学館で宇宙に関するものに興味を持ったり、紙飛行機を作ったりしていました。中学校に入ってからは、プロペラをゴムの力でまわして飛ばす飛行機大会に出場するなどしていて、とにかく飛ぶものが好きでした。中学卒業後は、「ただものづくりが好きだから」という理由で迷わず高専に行くことを決めました。高専在学中に、ものづくりの中で、特に工業デザインを学びたいと思い、千葉大学デザイン学科に編入しました。


ーものづくりにおいて大切にしていることは?

あらゆる条件、状態を想定するようにしています。細部までこだわり、起こりうることに備えることで、意図した通りに動くように気を付けています。


ーEarth Light Projectを通して伝えたいことは?

世界を一つにするという、プロジェクト全体の目標にはもちろん共感していますが、今までにないものが出来上がるまでの過程を皆さんに共有することで、ものづくりの魅力を伝えていきたいです。