2020/08/12 14:14

皆様、このプロジェクトにご関心をいただきまして、本当にありがとうございます!

こちらでは、実際の現場からのご報告として、共同プロジェクトオーナーの「くまもと友救の会」代表・松岡より、前日の活動報告を掲載させて頂きますので、ぜひご覧頂ければ幸いです。



2020.8.11 「牛の歩みも千里」



本日は球磨村鵜口地区からの災害ゴミ搬出活動です。
「くまもと友救の会」から4名
「熊の恩返し」さん2名
「チーム愛と感謝」さん1名
「ありえの家」さん1名
「個人参加者」さん3名
での協働活動です。



球磨村鵜口地区は鵜口観音があるところの橋が流れてしまった為、現地に行くには大きく迂回していく必要がある場所です。



途中には狭い道が多く、2トン車輌しか通れません。
人吉市内から向かうと、反対側の球磨村一勝地から入る人吉水俣線は、災害前の6月1日から工事のため通行止めだったそうです。
現場入りしてからチーム愛と感謝の筒井さんが2時間近く歩いて斥候してくれました。



川沿いに走る人吉水俣線は所々濁流に抉られ、隣接して走る肥薩線の線路も全滅状態でした。



現場に着いてからお配りしたものに分別して入れて貰っていたフレコンバッグを順次積み込みました。
可燃ごみのフレコンや、小型家電類と冷蔵庫2台を積み込み搬出。流された第二球磨川橋梁近くに集められている災害ゴミの山へ向かいました。



ここでは整理して高く積まれた木くずを積み込みました。
2トン車しか入らないため、2トンにあおりを作りながら積み込みました。途中の昼休憩は鵜口観音さまの木陰でとり、可燃ごみの搬出から帰ってきた空のダンプと入れ替えで木くずを搬出しました。



ところが、2台並走で走らないといけない木くずダンプのうち、後ろの1台が前を見失い、搬出することができなくなったので、そのまま近くの三ヶ浦集落のゴミを回収しに行きました。
ゴミ回収って、もはや業者みたい(笑)



この鵜口観音さま近くの集積場所は、ノーティーボーイズというラフティングをされていた方々が、我々が搬出しやすいように分別して集積してくれているものです。
地元の方による、分別集積という自助。
支援団体による、積込搬出という共助。
それらを上手く繋ぎ、地域に被災された方の苦悩が少しでも軽減されれば、いいなと思います。



三ヶ浦集落のところにある納屋が道路に倒れていたため、球磨村の建設課発注で構造物の除去作業が吉田開発さんにより行われていました。
その左右にフレコンバッグに分別して入れて貰っている災害ゴミがあるため、車を入れ替えながら積み込み、拠点に帰還します。



この日は
◇可燃ごみ         5台
◇木くず            2台
◇ガラス陶磁器 1台
◇石膏ボード     1台
で計9台の撤去となります。



7月合計 350台
8月合計 243台
累計       593台



の災害ゴミを撤去搬出しました。



一勝地の方から三ヶ浦の方へ行けると、災害ゴミの搬出はスムーズに、ボランティアさんも入りやすいと考えて、三ヶ浦集落から一勝地へ流木や土砂を撤去しなが、開通できないかと思いましたが…。



まさか大きな重機がある場所が災害復旧ではなく、災害前からの工事現場で、工事期間が今年の末だったとは…。
災害により、それもまた伸びるでしょう。
一勝地から仮設の道路を作って延伸しているようですが、それは三ヶ浦までは伸びないようです。
やはり三ヶ浦集落には下戸越町から山を越えて行くしかないようです。



一勝地第二小学校から三ヶ浦集落へは15分程で行けるので、三ヶ浦集落からの災害ゴミ撤去を迅速に進めるためには、一旦、一勝地第二小学校へ運ぶという手段もあります。
ただ、一勝地第二小学校へも大きな車輌で行くには厳しく、そこから山江村の集積場へも50分程かかるため、慎重な判断が必要です。
三ヶ浦集落からの災害ゴミ搬出が2時間近くかかるため、何とか効率のいいルート段取りをしたいところです。


この活動は、次の団体等と協働しています。

◇熊の恩返し

◇ピースボート災害支援センター

◇熊本青年会議所

◇ロハス南阿蘇たすけあい

◇チーム愛と感謝

◇Bridgekumamoto

◇熊本支援チーム

◇イキマス熊本

◇いのりんJAPAN

◇NPO法人YNF

◇NPO法人九州キリスト災害支援センター

◇グリーンコープ災害支援センター

◇青井の杜外苑街づくり協議会

◇人吉市(各町内会)

◇人吉市社会福祉協議会

◇球磨村

◇環境省

◇環境資循環組合



益城町民として、益城の恩返しを今!



また、必ず会おう。何事も無かったかのように。



やらない善よりやる偽善。