2020/09/15 18:15

※ 皆様からお預かりする100万円で、町田の市民活動に最大10件(1団体あたり最大10万円の助成とした場合)に支援ができます! 今回のクラウドファンディングでは、資金集めとあわせて、町田でいま起きている社会課題とそれを支援する市民活動を多くの方に知っていただきたいと思っています。定期的に実行委員会メンバーが取材・実施した記事をお届けいたします。※


9月10日(火)に傾聴ボランティアグループとデイサービスの利用者によるオンライン傾聴を行いました。

現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止により、市内の各施設におけるボランティアの受け入れが難しくなるなど、傾聴を含む様々なボランティア団体や個人ボランティアはこれまで行っていた活動が出来なくなっています。中でも傾聴ボランティアは市内の様々な施設や個人宅で活動しており、特に一人暮らしをされている高齢の方にとっては大切な存在です。

誰ともしゃべらずにテレビを見る時間や寝ている時間が増え、それが日常化することは認知機能の低下に繋がります。しかし、最も心配なのは、心の部分ではないでしょうか。誰ともしゃべらず、人とも会わない日が続くことを想像してみてください。孤独や孤立という状況に置かれてしまうだけでなく、気持ちが落ち込んでいってしまうのではないでしょうか。


そこで、まずはデイサービス木曾(社会福祉法人 七五三会)さんの協力を得て、試験的にオンライン傾聴をやってみることにしました。

画面越しに初対面の方たちが顔を合わせたため、初めは違和感や戸惑いの表情がみられましたが、次第に趣味や出身地の話で盛り上がり、童謡を一緒に歌うなど時間がたつのも忘れ、表情も穏やかになり笑顔が見られるようになりました。まるでこれまでの時間を取り戻すかのように楽しみながら言葉や気持ちを通わせていました。

歌う際に若干の時差が生たり、声が聞こえづらいなどのオンライン特有の課題がありますが、それでもお互い話すタイミングを探り合い、呼吸を合わせ、距離を縮めていらっしゃいました。


今回はWi-Fiや機器など、社会福祉協議会でオンライン環境を用意しましたが、今後継続してオンラインでの活動を続けるのであれば、団体ごとに準備する必要があります。

その際には、タブレットやスマホなど機材の購入やアプリの使用料、オンライン環境の充実(ポケットWi-FiやWi-Fi環境のある場所の使用料)、使い方を学ぶ際の経費(研修費、講師料)などが必要となります。

これらはいずれ一般化するでしょうが、急にオンライン活用の時代に突入したので、まだまだ環境整備が足りていません。また、団体にとっては予期せぬ費用となっているため準備が難しいのが現状です。


今後は、オンラインでの開催を想定した機器の準備やITスキルの習得がどの団体でも欠かせなくなると想定されています。利用者さんの「話をしたい」、利用者のことを考えている施設の方の「何とかしてあげたい」、傾聴グループの「誰かのために何かしたい」、という思いを繋げ続けるためにも、活動費の確保、スキル習得の機会の創出は急務であるように感じました。


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今回のクラウドファンディングで集まった資金は、こうした様々な支援活動に助成金という形でご支援させていただきます。助成金の募集も開始しておりますので、ご関心のある方は下記より内容をご確認ください。また、周りにご関心のある団体等ございましたらご案内いただけましたら幸いです。

助成金募集の詳細は下記よりご確認ください。

https://machida-support.or.jp/news/coronagrantinfo/

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クラウドファンディング「みんなでコロナを乗り越えるぞ基金@町田」は、9月16日23時59分終了です。

現在までに133名の方から943,000円のご支援をいただいております。ご支援ありがとうございます。

引き続き応援お願いいたします!