2021/05/11 14:57

4月25日(土)オンラインにて「みんなでコロナを乗り越えるぞ基金@町田」の活動報告会を開催しました。基金の助成を受けた12団体のうち下記9団体が登壇し、基金で実施した活動とその成果、活動を通じて発見した課題について報告いただきました。その後、質疑応答を交えながら、コロナ禍で起きている課題を参加者で共有しました。


<報告団体/活動内容>※当日発表順

・ごはんで元気!プロジェクト/ごはんで元気!プロジェクト・生活困窮者支援

・Dフレンズまちだオンラインサポーター実行委員会/地域のシニアを対象としたオンライン認知症カフェへの参加補助及び情報格差を解消するためのオンラインサポーター事業

・今年も相原を盛り上げるぞプロジェクト2020/コロナ禍における、多世代間交流・体験型交流などの地域活性化事業


・探求フリースクール・マチラボ/不登校に関するオンラインサロン事業及び、不登校経験者によるサンプリング事業

・生活困窮者支援りぼん/新型コロナウイルスの影響により、収入や住まいを失った人、心身の健康が損なわれている状態にある人への生活相談事業

・つるかわ無料塾 結い/新型コロナウィルスの影響によりオンライン学習を開始した結いの子どもたちと一緒に考える「結いのネットリテラシー講座vol.1」

・NPO法人ゆどうふ/生きづらさを抱える若者がコロナ禍でも安心して通えるフリースペースの整備事業

・特定非営利活動法人日本ペルー共生協会( AJAPE )/外国にルーツを持つ子どもへのオンライン支援事業

・ゆうやけプロジェクト/町田市相原町を中心とした子どもたちと地域の人をつなげる放課後支援の居場所づくり事業


報告を伺い以下3点の気づきがありました。

一点目は、コロナ以前から弱い立場にあった方に影響が大きく表れていること、二点目は、対象は違っても共通する取り組みや課題がいくつか見られること、三点目は、課題が重層化していることです。

例えば、無料塾結いと日本ペルー共生協会AJAPEは、ともに学習支援に取り組んでおり、4月の緊急事態宣言以降は、オンライン学習を導入しました。その中で、偶然にも共に急速なオンライン化による子どもへの影響を鑑み「ネットリテラシー」特に「性」に関する学びの場を開催。急速なオンライン化は、ネット環境による格差を生み出しているだけでなく、新しいリスクも内包していることについて気づかされる報告でした。その他の団体からも人と人の接点が減ることや社会経済状況の悪化によって起きている様々な課題について報告があり、このような状況の中でも柔軟できめ細かい支援を実施している市民活動団体の取り組みの価値を再確認しました。


質疑応答では、報告者から報告者への質問もあがりました。その中でも印象的だったのは、探求フリースクール・マチラボ広田氏からの「活動の持続性」についての問いです。その質問に対してNPO法人ゆどうふ三井氏は、「得意や強さではなく、自分たちのできないこと(弱さ)で他の団体と連携すること」、無料塾結い福田氏は、「メンバーとの徹底した情報共有」と回答していました。一つひとつの活動は小さくても、足りない部分を補いあうことで確実に社会を変える力になるのではないでしょうか。また、活動継続のために必要な活動場所の確保といった公的支援への期待の声もありました。


報告会終了間近には、AJAPEの学習支援に通う生徒から「英検準2級」合格のお知らせと感謝の言葉があり、助成活動の先にいらっしゃる当事者の方からの声に参加者から笑顔があふれる時間となりました。


折しも報告会は、東京都に3回目の緊急事態宣言が発令される前日の開催となりました。新型コロナウイルス感染症拡大による社会への影響はまだまだ続きます。市民一人ひとりの参画によるきめ細かな支援と公的な支援の広がりのいずれも必要です。そのためにも現場で活動する団体からの発信に耳を傾けていくことが重要だと考えています。

基金は資金集めと共にそうした機能を果たしたいと思い、実施いたしましたが、引き続き実行委員会構成団体それぞれがその役割を果たしていけるよう努めてまいります。



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