2020/12/08 16:26

追加リターンのCDのうちのもう1枚。


当初の発送予定を遅れての12月に入ってからのお届けとなりましたが、お待ちいただきありがとうございました。


この[machiai]プロジェクトを遠山八音(遠山卓也)さんのライブ配信で知って支援してくださった方もたくさんおられるかと思います。

最終日、目標達成していたにも関わらず遠山さんが活動しておられるアコースティックギターユニット『ケイタク』さんのライブ配信内での告知後もご支援をいただき、ありがとうございました。


今年2月からコロナの影響が出始め、BARとしての営業もしているBoutonも丸2ヶ月の営業自粛を余儀なくされました。

同じく、アーティスト・ミュージシャン・作家さん達も表現の場が激減し、動画配信という形での表現も始まり、遠山さんもそのおひとりでした。

そんな中、休業中に描くことを始めた私の絵が遠山さんの目に留まり、半ば無茶振りな流れから遠山さんの絵を描いてみることになりご本人にお見せしたところYouTubeやアイコンでご使用いただくことになったり、

たまたま見ていた配信で新曲のタイトルを募集していたので聴きながら浮かんだイメージを伝えたら採用してくださったり... 

そうです、後に配信やライブで『親戚の津 信江』として語られる今回のこのCDの曲『深碧の角笛』です。(やりとりの中で普段なかなか使用しない「深碧」という言葉がスマホの修正機能で「親戚」になってしまったことが原因です。笑)

遠山さんのYouTubeチャンネル

『遠山八音Yaoton Music』より


コロナで人と会うことができなくなっていた中、そんな風に関わらせていただき、お蔭でコロナの前よりもたくさんの方との繋がりができました。きっかけをくださった遠山さん、そしてその流れから今回このCDを手にしてくださっている皆様に心より感謝申し上げます。

遠山八音さん

Boutonにある2本のギターは絵のお礼も兼ねて遠山さんからいただきました。


このCD製作にあたって、ジャケットと盤面の文字は福岡県北九州市在住のアーティスト「詩太(うーた)」さんに描いていただきました。

彼の描く絵に登場する「タウ爺」がなんだか曲のイメージに合うなと思ってのことでした。

絵が完成した時に添えられたメッセージには、

「絵のモデルにした場所は山口県の須佐ホルンフェルスという場所で、「角」と「 崖」を掛け合わせた名前で「角石」という意味があるそうです この場所が深碧の角笛の舞台にぴったりだなーと思って、モデルに選びました。」

と書かれていました。

CDをお届けに伺った詩太さんのアトリエにて。

今回のジャケットの原画と。

この原画は現在製作中の詩太さんの新作の絵本の中にも入る予定だそうです。

ジャケット裏面は1枚の絵になる仕様に。

詩太さんの作品として飾ることもできます。


そして、遠山さんのアイコンにも使われている最初に私が描いた絵(ジャケット内側)の元になった写真...

実は、今回[machiai]を施工してくださったエビスクラフト・梶田さんの所有するビルで撮られたものだったのです。

Bouton夜主作

無茶振りされないとこんな絵を描くことなんてなかったと思います...

施工中、高さ調整のためにベンチに腰をおろす梶田さん


更に、『深碧の角笛』でパーカッションを担当している松田宰さんもBouton夜主が遠山さんと同じ時期に音楽イベントを通じて繋がった方で、レコーディングに携わってくださった上に、最近入手された新しい楽器ルータパーカッションを使用しての初録音作品だったそうで、ますます特別なCDとなり嬉しい限りです。


今回の[machiai]、本当に様々な形での繋がりを強く感じ、こんな時期だからこそと思って実施した甲斐のあるものとなりました。

皆様のお力添えがあってのことです。


そして、お手に取られた方はお気づきかとは思いますが、今回のこのCDには遠山さんがこのために書き下ろしてくださったBoutonとmachiaiのオリジナル曲が2曲収録されております。

ギリギリまで丁寧に製作していただき、このプロジェクトや関わって下さった皆様への想いを遠山さんも最後までたくさん詰めてくださいました。


日に日に寒さが増す中、皆様の想いを感じる[machiai]はどことなく温かさを感じる場所となっています。

遠山さんや西村周平さんの曲を聴かれた皆様の心もじんわり温かくなりますように。

改めまして、皆様、本当にありがとうございました。 


活動報告はあと少しだけ続きます。

多分。