2020/08/04 09:21

当会のユーザー&盲導犬に新しい仲間が増えました!


県西部に住むMさん。鍼灸院を営みながら関東で暮らしていましたが、東日本大震災の後ボランティアで被災地へ赴いた際、医療難民の存在に気づきます。


自分の出身地、徳島にも医療難民がいるのでは?との思いから帰郷を決意。ご家族と共に生まれ故郷の徳島へ戻られました。


しかし30代で発症した網膜色素変性症は徐々に進行しており、帰郷後にはさらに進行したため今後白杖での歩行が困難になると感じはじめたMさん。一年前に当会にご連絡いただき盲導犬を希望している旨をお知らせ下さいました。


そして今年6月、訓練所で合同訓練を行い新たな相棒との生活をスタートさせました!

(現在では視覚障がいを持つ方が盲導犬訓練所に申し込めば、自治体等からの援助を基に盲導犬は無償貸与されますが、育成するために多額の費用がかかることに変わりはなく、当会では訓練所や育成団体への協力という意味も込めて導入費用をお支払いする形を現在も継続しています)


先日、事務局にて貸与式を行った際にはMさんご夫妻と新しい盲導犬『エヴァン』が来局。新しく始まった生活についてお話しして下さいました。

Mさんがお仕事でデスクに向かっている時には太ももに顎を乗せてきて甘えたり、新しい暮らしにも慣れてきているようです。

自宅周辺でもまだ歩いたことのない道もあるしね、とのこと。これから暑い日も寒い日も、楽しい日も辛い日も、支え合える良き相棒として少しずつ経験を積み重ねていってほしいと思います!


これで現在、当会経由で貸与されている盲導犬は三頭になりました。皆様の応援をどうぞよろしくお願い致します!