2020/12/23 18:44
《12月21日 冬至の夜》

こよみのよぶねが金華山の麓、清流・長良川に浮かびました。

夕暮れが過ぎ空が藍色に移り変わるころ、川辺に並ぶ行灯にあかりが灯り一年で一番長い夜が始まりました。
本当に、本当に多くの方々の温かいご支援とご協力のおかげでこの瞬間を迎えることができました。
心より御礼申し上げます。

今年はコロナ禍での開催ということで、一時は開催すら危ぶまれたところからのスタートとなり、不安と焦りが募る時期もありましたが、必ず開催できると信じてここまでやってきました。
皆様から頂くご支援と励ましのお言葉が本当に嬉しく、感謝してもしきれないくらいの思いでいっぱいです。

また今年は釜石市から3.11行灯が初めて来岐いたしました。
金華山を背景に「ぎふととうほくのこよみのよぶね」が一緒に川面に並ぶ姿に、感動で自然と涙がこぼれました。
小さなお子さんが3.11行灯を見て「これってなぁに?」と親御さんに質問し、「これはね、あなたが産まれる前に東北で大きな地震があってね...」と答えられているご家族の姿を見て、震災を知らない世代にも忘れることなく繋いでいくことの大切さを感じ、そして今日この日が人々のことを想う日となれたことが嬉しく、涙があふれてきました。
こよみのよぶねの在る意義を改めて感じることができた瞬間です。

きもちだまも大好評だったようで、用意していた600個以上がすべてご来場者の方々の手に渡っていきました。

金華山に輝く岐阜城と、空から照らす月明かり
川面を流れる行灯と、風に揺れる3.11行灯
そして行き交う人々の手で揺れるきもちだまの灯り

この一年を振り返り、そして新しい一年を迎えるにあたり、この柔らかな灯りたちが少しでも皆様の希望の灯りとなることを切に願っています。
”時”は流れていきます。この日の長良川の流れのように、ゆったりとゆっくりとした”時”の流れを感じ、それぞれの想いを抱く”時”を過ごしていただけましたでしょうか?

ご来場いただいた方々、LIVE配信をご覧いただいた方々、本当にありがとうございました。
SNS等でもありがたいお言葉をたくさんいただいております。
重ねて御礼申し上げます。
当日の運営につきましては、まだまだ至らない点もあったかと思います。
反省点を活かし、また来年のこよみのよぶねに繋いでいきたいと思います。

当クラウドファンディングも残すところあと2日となりました。
引き続きご支援と応援のほど、どうぞ宜しくお願い致します。