2020/11/05 20:01

「革のダイヤモンド」と呼ばれるコードバン。


KUBERA 9981の使用するコードバンは、世界で評価されるコードバン専門染色工房「レーデルオガワ」で作られています。

今回はその現場にいってきましたのでブランドサイトの特集記事にする前に、、一足先にこちらでご報告させていただきます。


「水のように透き通り、宝石のように輝くどこにもないコードバン」。

1994年、創業家の故・小川三郎社長はアニリン染めという技法を用い、本来のコードバンの美しさを最大限引き出すことに成功しました。

その情熱を継承して徹底した手作業にこだわる同社の工程をご覧ください。


(以下記事より抜粋)

<脂入れ/伸ばし>

まずは、ミモザ100%のタンニンを用いてなめされた良質の革に、脂を入れ丹念にのばしていく。コードバンは脂のコントロールがすべて。この作業で品質の約8割が決まるという。


<乾燥>

続いて、のばし終えた革を細長い木の棒に打ち付け、2本の長い竿(さお)に載せて乾燥させる。屋外で1日、室内で2日の計3日。均等に並べ、気温と湿度によって干す時間を調整する。


<削り>
乾燥後に削りを行う作業場に入ると、驚くほどの大きな音が。部屋の中央に鎮座する古びた研磨機に向かい、職人が革を削っていた。フットペダルを巧みに操作し回転するヤスリに革をしなやかに当て、中に埋まった美しいコードバン層を探り当てる。


<グレージング>

この日は、3代目の小川雅子社長自らが作業に精を出していた。いすに座り、足のペダルを操作し、リズミカルに動くアームの先端に革を当てていく。過ぎた箇所はコラーゲン繊維が一方向に圧縮し、まるで鏡面のような艶やかさ。これを何度も繰り返す。


<染色>

さて、いよいよ染めの工程と勇んだが、作業場の扉は閉じられたまま。初代の三郎社長が試行錯誤の末に確立した、水溶性の合成染料「アニリン」を用いた染色技法は非公開となっているからだ。

(世界で評価されるレーデルオガワでしかできない仕上げ技術があるのです。。)


<仕上げ>

染色後、ハイドリック(革を平らにする作業)が掛かった革に仕上げを施す部屋には、作業後の革が棚にどっさり積まれていた。卓上に広げた革に、一からつくったこだわりの特製ワックスをさっと塗り、バフィングマシンと呼ばれる機械で磨いていく。


(続きは近々ブランドサイトで公開!)


このように経験と感覚を必要とする職人の手作業、レーデルオガワでしかできない染色技術を用いて生まれるコードバン。「革のダイヤモンド」と呼ばれるだけあって、その輝きは美しいです。

使っていくと出てくる深い艶がまた、人生を共にする逸品となってくれます。


KUBERA 9981

ブランドサイト:

https://kubera9981.jp/

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