｢聞き書き｣取材をしたら、どんな作品が出来上がるのか気になりませんか？？

｢聞き書き｣とは、語り手の話した言葉をそのまま書き止め、語り手が目の前で今まさに話しているかのような文章としてまとめていくものです！今回は私(鈴木)が高校2年生の時に取材を行った神奈川県相模原市の原木椎茸栽培を行っている黒木工さんとの作品でお気に入りの部分を紹介します！！

ある時山に行ってみると、椎茸の胞子が一面に飛んで山の中に霧がかかったようになってね。今までの人生で2、3回ぐらいしか見たことないけど、それはそれは見事で、めったに味わえない喜びだね。そして春先の最盛期の山、どの木からも椎茸がいっぱい発生している、そういう姿を見るとやってきた生きがいってのを感じるね。

原木栽培ってのは木を切って仕込まなければ商売にはならない。木を切るのは16歳の時から仕込まれてるから、パーっと一目見れば｢ああここは椎茸のできるの場所だ｣とわかる。長年の経験でね。

いかがでしょうか？？今、目の前で話を聞いてるみたいにスーッと文章が入ってきますよね。とちぎめっけ隊では栃木で活躍してる20・30代の方に取材を行い、自分の生き方や栃木の魅力を探しながら最終的にこのような作品を作ろうと企画しています！

聞き書きは、自分も語り手の世界に入り同じ景色を見ているような感覚になるので面白いく、語り手の生き方、価値観に触れることができ勉強になります。最後の写真は取材前の質問出しの様子写真です(例)