2020/10/23 22:44

リターンオリジナル手ぬぐい


今回、久遠の松の苗床を整備するプロジェクトを行うに当たり、久遠の松のシンボルイメージを作りました。

作っていただいたのは北川剛大さん

ヒアリングがとても丁寧で、想いをカタチにしてくれます。

ちなみにエビが苦手です。

https://www.instagram.com/evikin/


さて「久遠の松」のシンボルマークは

シンプルであり、展開性のあるもので作っていただきました。

今回のリターンにはこのシンボルマークがあしらわれています。

そして今回のテーマ久遠」とは「循環」と「継承」である!ということをイメージし、フラワーオブライフのような連続するパターンをお願いしました。


よく見ると久遠の松のシンボルマークが様々な形で連なり、繋がり、

見事に循環と継承をあわしてくれています。


ちなみに色は「千歳緑」という日本の伝統色です。


そして、皆さんが気になるのは三本の線ですよね。

これは受け手次第でいろんな読み取り方をしていただいて結構です。

過去・現在・未来を意味するのかもしれない。

松の根・幹・枝を意味するのかもしれない。

私とあなたと地域を意味するのかもしれない。

正解はありません。


僕はこのデザインを受けもらったとき

仏・法・僧の三宝だと感じました。


というのも、今回のプロジェクトで皆様に伝えている「久遠」という仏教の言葉。

「久遠」の教えは仏・法・僧の三宝の血脈があって初めて成り立ちます。

ちょっと難しいですね。笑


ちょっと踏み込んで話します。

興味の無い方は、『おーデザインかっちょいいねー!』

でページを閉じていただいて構いません。笑


我々、仏教徒は「今もお釈迦様はいる」と思っています。
もちろん実態はないですが、存在していると思っています。

つまり、お釈迦様は死んでる(肉体は滅している)んだけども、
お釈迦様が語り継いだ教え(法) がある。
そしてその教え(法)を僧侶(僧) 伝え続ける限り
お釈迦様(仏)は存在するんです。

この繋がりこそが仏法僧の血脈(本当に血が繋がってるとかではなくて意識ね) 


よく、人は2度死ぬと言うじゃないですか?

1回目は肉体のが滅した時、2回目は忘れ去られた時

だからお坊さんが(僧)が、
お釈迦様の教え(法)を伝えていく限り、
お釈迦様(仏)は死なない。

お釈迦様がいるから、弟子である我々お坊さんがいるのだけども、
逆説的に、お坊さんが語り継ぐからこそ、お釈迦様が生きてるんだということなんです。


これ、身近な自分の先祖さんにも言えること。

よく先祖がいるから自分がいるんだといわれるじゃないですか。
だからご先祖さんに感謝しなさいよ。って

もちろんそれもそうなんだけど、逆もまた然りなんですよね。

今、私は生きてるからこそ、先祖ということが成り立つんです

先祖(という概念)を生かしている(認識している)のは、今、私にいのちがあるから


だから私たちは、先祖のいのちを背負って生きてるのかもしれない。尊いね。


ちょっと小難しい話しになってしまったが、

少しでも久遠のという壮大な時間のスケールと

だからこそ、今このいのちが大切なんだということに気づいてもらえれば幸いです。