2021/09/01 23:56

お世話になっております。みなとメディアミュージアム共同代表の小川です。前回の活動報告から日にちが経ってしまいましたが、本日はこの場をお借りして、いくつかご連絡申し上げます。

・新型コロナウイルス感染拡大に伴う会期の変更について

当初の予定として、8月30日から9月11日までを「MMM2020→2021」の会期として予定しておりましたが、急速かつ予期し得ない新型コロナウイルス感染拡大、および、茨城県全域における緊急事態宣言の発令を受けて、会期を9/19〜11/28と長期開催へと変更いたしました。

この対応に関しまして、参加アーティストに送付したメールを部分抜粋してご報告させていただきます。


8/8より茨城県ひたちなか市がまん延防止等重点措置の対象区域に適用されたことを踏まえて、この1週間、実行委員会内で本年度の開催について議論を重ねました。

結果として中止はせず、会期を9/19〜11/28と長期開催とし、開催方法は、土日中心に開催する方針になりました。
会期を上記のように定める理由としましては、まん延防止等重点措置が延長される可能性があること並び再延期の対応が困難なこと、新型コロナウィルスの収束の目処が見えにくい中で現在入選いただいている作家の皆さまの作品を展示できる時間的猶予を確保するためです。

以下の要領で各作家の出展場所や作品形態に応じて開催をする予定です。
1.監視を必要としない作品(湊線車内、那珂湊駅構内):9/19~11/28の中から希望する期間
2.監視を必要とする作品(百華蔵・ブリアン・ケハキハ・3170屋・春日/藤屋ホテル):9/19(日),20(祝),25(土),26(日) または 11/20(土),21(日),27(土),28(日)
3.パフォーマンスの作品:11/20,21,27,28の中から希望する日程


また、こうした変更に際し、オンラインでの作品紹介も可能な範囲で検討していますが(例:現地にて設置後の作品写真公開、ならびに、無観客パフォーマンスの映像公開、YouTube Live配信など簡易的なもの)、現地への往来も難しい場合は本芸術祭の開催を中止することをご了承ください。中止決定の場合の対応は、おってご連絡させていただきます。

今回の会期日程および開催方法の変更は、できる限り本年度のMMMを開催する方針をすることの意思表示であるとご理解いただけると幸いです。すなわち、他芸術祭や美術館が軒並み中止・閉鎖の対応を取る中で、MMMとして文化芸術の矢面に立つ覚悟の表示です。

開催にはあらゆるリスクが伴いますが、リスクの上に成り立つ「語りうる可能性のすべて」をなんとしても伝えていく所存です。

・ツアーの中止および代替措置について

クラウドファンディングのリターンとして、ツアーを予定しておりましたが(画像参照)、

茨城県内の状況や、会期の長期化を鑑み、原則として「中止」とさせていただきます。本来であれば、9月5日にツアーを催行し、審査員を交えたトークやアーティストトークなどを実施する予定でしたが、このような形になってしまうこと、大変心苦しく思っております。

中止に際しまして、返金措置を行うことも検討しておりますが、ツアーに代わるようなサービスの提供も検討しております(例:地域住民との会話や、アーティストの会話を記録した冊子の送付や、作品説明動画の送付など)。こちらにつきましては、また改めてご連絡させていただきますので、もうしばらくお待ちいただけますと幸いです。

・今後の作品発送について

作品をご購入いただきました支援者の皆さまには、10月を目処に作品を送付する予定でしたが、今回の会期変更に伴うアーティスト負担を鑑み、10月以降にずれ込む可能性がございます。送付できる作品に関しては、順次発送準備を進めておりますので、ご安心いただければと思います。

・Tシャツの発送完了について

なお、Tシャツをご購入いただきました皆さまには、Tシャツの発送および到着が完了いたしました。Tシャツ送付に関しては、共同代表の小川からの手紙も同封しておりますので、お手隙の際にぜひご一読いただければと思います!(悪筆で申し訳ございません!)


この度は直前の通知となってしまい大変申し訳ございませんが、この未曾有の事態の中で何とか文化芸術の希望を絶やさないようにしたく考えております。本クラウドファンディングを通じて、みなさまとも、これまでより一層深く関われたらと考えております。本件に関わってご質問などありましたら、minato.media.museum@gmail.com までご連絡くださいませ。


引き続き何卒よろしくお願い致します。