2021/01/11 15:11

※文中に過激な表現があります。ご了承ください。

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今日紹介するのは、百獣の王としてどの動物でも大人気の

ライオン(VU)です。

ライオンも絶滅危惧種。

ライオンが棲むアフリカは、20世紀末から21世紀にかけて長い間内乱・戦乱などが続き、土地も荒廃し、人々の生活を困窮していたため自然界まで目が向けられませんでした。

ライオンの棲むサバンナも例外でなく棲みにくい場所になっていったことと思います。


しかし、ライオンは時に

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トロフィーハンティング

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の対象として合法的に狩られることがあります。


トロフィーハンティング(Trophy hunting)。

耳慣れない言葉ですが、言って見れば金を払って動物を狩る娯楽としての狩猟です。


このトロフィーハンティングをより世間にクローズアップしたのは2015年。

ジンバブウェのワンゲ・ナショナル・パーク(Hwange National Park)でも有名なオスのライオン「セシル」がこの娯楽により殺されたことです。

Cecil the lion at Hwange National Park in 2010.

セシルは

まず矢で射られて

そのあと傷つきながらも40時間もの間追跡され

最終的にライフルで緒殺されてしまいます。

そしてその撃った後、記念写真を撮られ

皮を剥がれ首を落とされたといいます。


しかしこの撃った歯科医師は合法的なのです。

どういうことかというと、

きちんとスポーツハンティング代金を公園側に支払い撃っているからです。

公園は、高額なスポーツハンティング代金を一つの収入としているということが言えます。


しかしながらこの歯科医師は

ネットの世界で総攻撃を受け自らの生活自体そのものが危ういものになったはず。


同じように

トロフィーハンティングの犠牲として

キリン、ゾウ、ヒョウなどの動物も狩られています。

スポーツハンティング愛好家からすればまさに「一狩りいこうぜ!」を地でいくようなものですが、さてゲームの世界でなくリアルの世界のこととなるとどうでしょう?


彼らは言い訳として、公園の維持に貢献しており、ひいては自然の保護の協力していると言います。

しかしどうでしょうか?

生きている動物を、ゲームとして殺す。

例えば、

猫をボーガンで射る(野良猫を減らしたいから)

野良犬を殴り殺す(子どもたちのとって危険だから)

いろんな正統的な理由は付けられますね。いいかどうかは別にして。


しかしながら、

スポーツハンティングそのものがどうなんでしょうか?

戦国時代の鷹狩りならまだしも

いまは21世紀。

動物の絶滅が叫ばれて既に久しい。

今どきそんな趣味・スポーツが許されるということと

それを楽しみとしてとらえること自体信じられません。

子どもにどうやって正当性を教えることができますか?


別に狩は悪と言っているわけではありません。

山に暮らす人、海に暮らす人、川に暮らす人、狩をしながら暮らしている人はこの地球上にたくさんいます。

しかし彼らは一様に彼らに感謝し、無駄に殺しはしないし、無くなるような殺し方はしない。感謝を日に捧げ大地に捧げて射ると思うのですね。


こういった金持ちの道楽・趣味というものが間接的に自然界を狂わしているということまで想像して欲しいですね。


のんほいパークにいるヤングライオンは何を思っているのでしょうか?

そんな悲劇と、この雄々しい姿を重ね合わせて見てしまいます。


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私たちが暮らすということをもっと見つめることができたなら

少しでも風向きが変わって

彼らが助かるかもしれない・・・のだ。

だから「知る」ことが大切なのである。

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