2020/12/17 13:00

(写真:公募で決まった宮田村のゆるキャラさんです。手に、宮田村の特産物 山葡萄ワインと宮田豆腐を持ち、ボディは聴導犬をモデルにしてくださいました)

 日本聴導犬協会の、日々良いところも、悪いところも、ご高覧いただいている宮田村のみなさまからの思ってもみなかった応援をいただきました。本当にうれしいです。

■ふるさと宮田村からの応援をいただきました。コロナ助成金、区長会様、宮田村役場職員のみなさまと村長様からの応援

 今月に、コロナで困窮している地元事業所への助成金として宮田村から30万円を頂戴しました。12月12日には、11区ある宮田村区長会のみなさまからご寄付をいただきました。そして、15日には、なんと、宮田村役場職員のみなさまからのご温情をいただくことができました。スタッフ一同、感激して目頭が熱くなりました。

 みなさまのご支援に報いるよう、これからも、精進を重ねてまいります。

 これまでも、他県から来られた聴導犬・介助犬の希望者さんや研修生さんからは、
「宮田村はすごいですね。聴導犬・介助犬と訓練でスーパーも、郵便局も、役場にも自然に入れるんですね。どうしてこんなに受入れができているんですか?」聞かれます。
 宮田村のみなさまは、23年前から、聴導犬のような新しい試みを受け入れてくださいました。
 当時の伊那保健所長であった小林美智子先生が、村長さんに聴導犬やその必要性についてご説明をされたとお聞きしています。しかし、本来なら、聴導犬といった、まだ日本には’新しく’、’何か、わからない’試みを受入れてくださった村のみなさまには感謝しかありません。
 いつも、遠くから見守り、助けが必要な時には応援してくださるのですが、その後も、深くかかわるというより、遠くから見守っていてくださる。とてもやさしい支えをいただいております。この23年間の日本聴導犬協会の運営は、宮田村のみなさまからの静かですが、熱い応援の支えがあってこその、年月です。
 今回、クラウドを立て、この困窮の状態を公にさせていただかなくてはなりませんでした。
 宮田村を含め、全国の支援者のみなさまに「申し訳ない」という思いが先にあり、なかなか実施できずにおりました。結局、11月からのスタートでした。23年間も、こんなにも、ご支援をいただいているのに、コロナ禍で運営費、育成費が困窮してしまう、会長である有馬の計画性のなさを反省することばかりでした。ご支援者のみなさまには、毎回、なんらかの成果を達成し、うれしいご報告を続けていきたかったのですが、さらなるご支援をお願いしなくてはなりませんでした。
 みなさまから応援を頂いている団体である、日本聴導犬協会の困窮を広報したことで、とても不安なお気持ちになられたのではないでしょうか? お詫びを申し上げるしかありません。
 特に、宮田村の方々にはご心配をおかけしているかと存じます。
 全国に22しかない聴導犬育成団体が地元にあり、その運営費がひっ迫しているとすると、あのたくさんの犬たちをどうするのだろう? 貸与したユ―ザーさんへのケアは? とか。大丈夫かしら、といったご心配をおかけしてるのではないでしょうか?
 今回、日本聴導犬協会新聞でも、1面からコロナ禍でのご支援のお願いをいたしました。
 その配布結果で、まだまだ前年には及びませんが、たくさんのご支援をいただくことができました。ホッとしております。来年も引き続き、コロナの影響は続くでしょうが、自主的な運営ができるように、社会貢献につながる関連事業も考えてまいります。
 みなさまからの応援。そして、ふるさと・宮田村からの支えがあってこそ、日本聴導犬協会の聴導犬と介助犬を通じての「障がい支援」と「動物福祉」の2本の福祉を継続できます。
 改めて、みなさま、心から感謝申し上げております。