2021/01/06 11:00
 みなさまからのお力添えで、4人目の希望者様が体験に入られました。
■「張り合いができました」。4人目の希望者様談
「聴導犬希望者様3名」と申し上げておりましたが、希望者様は、4名様に

 人生にはいろいろな節目があって、これまでとは全く違う生活パターンになる方もいらっしゃいます。4人目の希望者様もそのお一人。心配されたご子息の勧めで、聴導犬希望者に申請。お嫁さんとお越しくださいました。お嫁さんも聴導犬訓練を体験されました。最初のご相談で、

「できるかしら」と、自信なさげでいらっしゃいましたが、とんでもない。すばらしい記憶力と動きで、すぐに訓練を理解されました。同行のお嫁さんも一緒に、体験。ご家族が訓練のサポートをしていただくためには、みなさんで聴導犬との生活ができるように、訓練も多少は覚えていただきます。

■途中ですが、クラウド報告:

 みなさまからのお力添えで、(あと16日間)目標額750万円まで、なんと、約35万円になりました。目標額に達成したく、できましたら【シェアとご支援】のお願いいたします。

(※おかげさまで、一瞬だけ《ご支援先人気2位 in GoodMorningソーシャルグッド》


■断捨離利中ですが、、4人目の希望者様が、体験にGo!(コロナ対策万全:体温測定。全身消毒。フェイスシールド&透明マスク。頻繁なうがいと手洗い)
 2020年 年末。聴導犬希望のK様 ご年齢や体力的な面での不安もあり、今回は、滞在体験。新たな一歩です。K様がお嫁さんと一緒に初めて日本聴導犬協会にお越しくださいました。
スーパー・デモ犬のひめちゃんも大張切りです(^-^)/。

 訓練にあたったスタッフ以外は、29日から倉庫近辺で断捨離で埃まみれ。軍手をはめて、ドンドン(重いものを置く音)、パタパタ(物を出した後の空段ボールをたたむ音)。ゴンゴン(スチール棚の組み換えでの金づちの音)と、有馬の「あっちをこうやってね。こっちをこうやってね」という、声。倉庫周辺でスタッフはバタバタと走り回っておりました。

 では、K様の滞在体験のメニューです。まずは、大事な候補犬の健康チェックとブラッシング、歯などのチェックなどから体験していただきます。

 次に、初の音訓練:毎朝、候補犬の体調を確認したら、音の訓練です。当たり前のことですが、希望者さんは音を教えてもらうためのタイミング、動作、合図、ご褒美などをご存じありません。訓練した子で音訓練を一緒にすると、タイミングがずれたり、褒める時に、躓いて、候補犬を怖がらせてしまたっりします。せっかくきちんと音を教えたにも関わらず、怖がられる(=いやなことが起こる)と、「教えてはいけないんだ」と、候補犬の脳に一瞬で入ってしまい、元のように音を喜んで教えることができなくなったりします。

 なので、初期の音訓練は「ヒト犬」、スタッフが犬役となり、音の動作だけでなく、犬の気持ちをお伝えしていきます。「ヒト犬」のキャラは結構、ワガママ犬に設定。「報えたんだから、フツー褒めるワン」「ご褒美、忘れてますワン」などの手話や文字でお伝えします。タイマーが基礎となるため、まずはタイマーでユーザーとしての動きを習得していただきます。ある程度動作を習得されたら、今度は、その方の候補犬ではなく、訓練を習得したベテラン子を入れます。

 K様、時短で覚えられ、とってもお上手な動作。スタッフが判断して、今回の先生となるデモ犬ひめちゃんを入れました。ひめちゃんも嬉しそうに教えてくれました(* ´ ▽ ` *)。ご家族様のご協力も大事なので、お嫁さんにも毎回、違う子で実践していただきました。

 ひめちゃん談「アタシすごいでしょ?こうやって音の訓練するのよ」と、自信満々にK様を誘導してました(さすが! 笑)


■絆作りにもつながる 歩行訓練。ちょっとペット犬さんの歩行訓練とは違います

 日本聴導犬協会では、絆作りの基礎は、歩行訓練と考えています。K様。お嫁さんともとても優しく、笑顔で楽しんで歩いてくださいました。歩行訓練、とてもお上手でした!!

 説明が難しいので、はしょりますが、大声でも、力でもなく、犬の行動に合わせた歩行訓練です。

 希望者さんが体験される候補犬との訓練は、「聴導犬の役割」や「聴導犬が心の支えになる」ということを実感できる、とても嬉しい時間です(*/∀\*)

 宮田村は雪がそれほど降らないのですが、天候が悪化しそうでしたので、1日繰り上げて、2日間の体験をしていただきました。お疲れ様でした!!