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日本最北限、最小の個体群「火打山のライチョウ」を救いたい!

  • 新潟県 妙高市
  • まちづくり・地域活性化
  • 新潟県
キャンプファイヤー ふるさと納税のバッヂ

妙高戸隠連山国立公園の火打山山頂周辺には、国の天然記念物で、絶滅危惧種のニホンライチョウが生息しています。この火打山のライチョウは、氷河期からの生き残りでとても数が少なく、この地で静かに暮らしています。妙高市ではこのライチョウを守るための取り組みを行なっています。

現在の支援総額

1,423,000

101%

目標金額は1,400,000円

支援者数

204

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/10/30に募集を開始し、 204人の支援により 1,423,000円の資金を集め、 2020/12/21に募集を終了しました

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日本最北限、最小の個体群「火打山のライチョウ」を救いたい!

  • 新潟県 妙高市
  • まちづくり・地域活性化
  • 新潟県

現在の支援総額

1,423,000

101%達成

終了

目標金額1,400,000

支援者数204

このプロジェクトは、2020/10/30に募集を開始し、 204人の支援により 1,423,000円の資金を集め、 2020/12/21に募集を終了しました

妙高戸隠連山国立公園の火打山山頂周辺には、国の天然記念物で、絶滅危惧種のニホンライチョウが生息しています。この火打山のライチョウは、氷河期からの生き残りでとても数が少なく、この地で静かに暮らしています。妙高市ではこのライチョウを守るための取り組みを行なっています。

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実施理由/背景

「10年以内に火打山のライチョウは絶滅する可能性がある」専門家が警鐘を鳴らす。

ライチョウの国内生息地は北アルプスや南アルプスなどの地域に分布しており、そのうち火打山は国内最北限の生息地です。
しかも生息数はわずか20羽程度とされており、国内最小の個体群でもあります。
その貴重なライチョウ生息地に今、異変が生じています。

信州大学名誉教授の中村浩志さんは地球温暖化などの理由により火打山の餌場が脅かされ、絶滅の可能性があると警鐘を鳴らしています。
また、全国各地で甚大な植生被害をもたらしているニホンジカが山頂周辺の高山帯に出現していることが新潟ライチョウ研究会の代表、長野康之さんによって確認されました。ニホンジカによって、餌場が荒らされているとの見方もあります。
わずか20羽程度の火打山のライチョウに絶滅の危機が迫っています。

今私たちができることは何か。
考え、動いていくことが大事だと思っています。

プロジェクト内容説明

ライチョウを守るために。

1957年に初めて火打山でライチョウの繁殖が報告されて以降、幾度かの調査が実施され、2007年以降は国際自然環境アウトドア専門学校により継続した個体数調査が実施されてきました。
2009年には33羽以上のライチョウが確認されるなど、ほぼ30羽程度のライチョウの生息が確認されてきましたが、近年の調査では2012年31羽、2013年25羽、2014年17羽と減少が続き、絶滅が現実味を帯びてきています。
そのため、妙高市では2015年から減少要因を明らかにし、効果的な保全対策を推進させるためにライチョウのなわばり範囲などの生態調査を行うほか、ライチョウを捕食する野生動物、ライチョウの餌となる高山植物を他の野生動物が食べていないかを確認するためのセンサーカメラによる調査を実施しました。
その結果、キツネやテンの他これまで高山帯では見かけることはなかったニホンジカやイノシシなどの大型哺乳類が、稜線上に出現していることが明らかとなったのです。

まだ始まったばかりです。今、私たちにできることは・・

日本の自然を食べ尽くすと言われるほど、ニホンジカによる食害は全国各地で生態系や農林業に及ぼすなど深刻な被害をもたらしています。
樹皮を食べられた木々が枯れ、森林が衰退することで、そこを棲みかとする多くの動植物に影響を与える例も見られます。

植生への影響が深刻な地域は、尾瀬や南アルプスなど日本を代表する国立公園にも及んでおり、これが妙高戸隠連山国立公園の火打山でも起きたら、そこに棲むライチョウはひとたまりもありません。
現在は侵入初期と考えられており、生息状況としては低密度なため甚大な被害には至っていませんが、生息数が高密度になってからでは取り返しがつきません。
侵入初期の今だからこそ早急な対策が求められています。

このように火打山のライチョウは何らかの環境変化が生じた場合、いつ絶滅してもおかしくない状態です。
生態についてもまだまだ分からないことが多く、例えば火打山と北アルプスの個体群との交流(行き来)があるか、降雪期の行動範囲なども分かっていません。
謎が多いライチョウの生態を解明し、どのような環境がライチョウにとって生息(繁殖)しやすい環境なのか、多くのデータと知見が必要となっています。

目指すところ

ライチョウの愛くるしい姿をいつまでも!

日本のライチョウは古来より信仰の対象とされ、高山帯の生態系における象徴的な存在です。
野生の鳥類でありながら人を恐れず、古くから高山に棲むライチョウは「神の鳥」として大事に保護されてきました。
こうした日本固有の歴史や文化が、愛らしいライチョウを生み、私たちの間近でその愛くるしい姿を見せてくれています。そしてその姿は私たちに自然環境の大切さを教えてくれています。

妙高戸隠連山国立公園では、ライチョウを国立公園の象徴とし、専門家、行政、ボランティアのライチョウサポーターの皆さんが力を結集し、生息エリアの自然環境保全に取り組んでいるところです。
妙高市では、この愛くるしいライチョウの姿をいつまでも登山者の皆さんに見守っていただきたく、ライチョウにふさわしい生息環境や分布状況を明らかにするとともに、関係機関(環境省、森林管理署、新潟県等)と連携する中でニホンジカやイノシシの実態把握に努め、ライチョウがいつまでも安心して棲み続けられる環境の保全を目指していきます。

寄付の使い道

受け付けた寄附は、下記の用途に使わせていただきます。
○火打山とその周辺山岳のライチョウ個体群生態調査及び捕食者対策事業(令和3年度実施)
・調査に必要な機材の購入
・調査に係る人件費
・調査に係る旅費(高谷池ヒュッテ宿泊費)
・調査結果の分析に係る経費
※2千メートルを超える高山帯を広範囲に、しかも長期間調査するには労力と多くの経費が必要になります。皆様のご支援をよろしくお願いします。

自治体からのメッセージ

妙高の宝を次世代のこどもたちに!

平成27年3月に私たちが待ち望んでいた「妙高戸隠連山国立公園」が誕生しました。妙高市では「生命地域の創造」をまちづくりの基本理念に掲げ、ライチョウを環境保全のシンボルとし、絶滅を避けるために継続的な保護対策の推進が必要と考えております。
日本におけるライチョウの生息域が限られる中にあって、火打山のライチョウは国立公園の大きな魅力であり、宝であります。先人たちから受け継いだこの宝を、後世に引き継いで行くため、皆さまのお力添えをよろしくお願い申し上げます。
妙高市長 入村 明

お礼品について

「火打山ライチョウ」のピンバッチ・「国立公園妙高」オリジナルTシャツ

火打山に生息するライチョウをモチーフにしたオリジナルピンバッチと、「国立公園妙高」のオリジナルTシャツです。
ピンバッチは、ライチョウがいつまでそこに棲み続け、次世代のこどもたちにも、その愛くるしい姿を見せてくれることを願い作成しました。
Tシャツは、速乾性に優れフィールドワークなどに最適な高性能な製品です。

事業スケジュール

令和元年10月~2年3月:効果的な調査手法の検討
令和2年5月~:火打山とその周辺山岳のライチョウ個体群分布状況調査
令和3年以降:具体的な保護対策の実施

調査の内容や保護対策の内容については、現在行っている調査結果により変わることがあります。

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