2021/01/21 12:41

こんにちは!衣笠木工所です。

皆様のあたたかいご支援本当にありがとうございます。社員一同感謝申し上げます。 

本プロジェクト終了するまでには残り20日となりました。皆様に無事に良い商品が届けるために、製作の準備は着々と進めています。

そして、先週、お道具箱製作のために新しく導入した2台の機械がついに揃いました!

左側の機械が箱のコーナーを処理する加工機です。そして、右の機械は組立木となります。左:木箱のコーナー処理のための加工機、右:組立機

お道具箱の製作に当たり、特に力入れているのは木箱の角部です。

今まで弊社が扱っている商品はほとんど素麺、ギフト用などの贈答用化粧木箱です。これらの木箱は包装資材、容器として利用されており、強度はあまり必要としていないので、ほとんどの場合、角部を接着剤で繋いだり、釘で繋いだりするだけで十分に持ちます。

角部を接着剤でつなぐ場合

一方、お道具箱について、お道具箱を落としたり、重いものを入れたりするなど、お道具箱に与える負荷が高く、長く使っていただけるために、高い強度が必要とされます。従って、強度の高いお道具箱を実現するために、適正な材料の肉厚を選定し、角部は酒箱、家具などよく用いるロッキング構造を採用することにしました。

ロッキング構造

ロッキング構造の展開図

写真でご覧のように、ロッキング構造にする場合、板の両端にコの字部の加工が必要です。コの字部を一つ一つで刃物で切っていくのは非常に時間もかかるし、労力もかかるため、専用機械なしでは量産が難しいです。

以上の背景により、コの字の部分を一気に加工する専用機械が必要と判断し、今回機械を導入したきっかけとなりました。そして、完成したのがこの機械です。

ロッキング構造角部加工機

縦型の刃で一気にコの字部を切っていきます。

仕上がりは非常にいいです。

以上。簡単ですが、今回加工機の導入背景と加工機の説明をさせていただきます。

次回は組立機の紹介をさせていただきます。

引き続き応援・拡散をお願いします。

どうぞよろしくお願いします。