2017/10/13 16:39

 

【コンテンツ紹介③】【エリアA】
「真っ赤な海を切り拓く 〜食の社会起業・六次産業化が生き残る道〜
【基本情報】

場所:エリア A

時間:14:30 ~ 15:30

申込:不要

【概要】

食の分野は飽和した市場(レッドオーシャン)と言われて久しい。今や「アグリテック」が、食のビジネス分野に残されたラスト・リゾートだとさえ言われている。しかし果たして、本当にレッドオーシャンなのか?その分野に敢えて挑戦するプレイヤーたちが、食の分野でまだできること、足りていないことを探る。
 

【パネディスト】

Lee Ayu Chuepa

東南アジアの山岳民族「アカ族」出身。SFYNタイメンバー。2007年に、Maejantai 村の14人のアカ族とともに「Akha Ama Coffee」を設立。 近年のタイではコーヒーは高い経済的価値を持ってきているにもかかわらず、コーヒーを実際に栽培している農家が今でも貧困状態にあることに疑問を抱き、起業。コーヒー豆を仲介業者に低価格で販売する代わりに、それらを自分たちで処理して市場に出し、製品のより良い価格を保証する。その品質は国際的に認められており2010年と2011年には、ヨーロッパコーヒー専門協会によってW杯テイスターズチャンピオンシップに選ばれている。

Jam Melchor

フィリピンの料理遺産を守るべく、政府とも協力をしながら精力的に活動するシェフ。有名シェフを数多く輩出するフィリピンの料理都市パンパンガで育ち、マニラの一流のレストランやホテルで仕事をするようになる。2011年にパンパンガのモダン・伝統料理を提供する VILLACAFÉ をオープン。2012年にオープンしたBITE CONTEMPORARY CUISINEというレストランは、オーガニック料理や持続可能性への取り組みが評価され、2013年にはマニラのベストレストランの一つに選ばれた。
 

大皿一寿

1967年生まれ、42歳から神戸市西区にて有機農業で新規就農し年間40種類の野菜とお米を農薬、化学肥料を使用せず栽培している。2011年に有機JAS認定の取得、2013年に6次化認定を受け加工品の開発にも積極的に取り組んでいる。また、地域支援型農業の取り組みとしてCSA(コミュニティ サポーテッド アグリカルチャー)にも関心を持ち、有機栽培グループを結成するなど、新規就農者支援も行っている。オーガニックをテーマに農業をベースとし、いろんな広がりにチャレンジを行う。

キム インソン

ソウル出身、韓国でトマト農場を営なむ。農場をしながら、トマト収穫だけてなく、トマトコチュジャン、トマトチョングッチャン、トマトキムチなどトマト加工食品を研究し、色々な発酵食品を開発。農場をしながら、ファーマーズマーケット等に出店を重ね宣伝・販売し、テレビでも取り上げられる。2013年より二年間大阪に生活した経験があり、日本への販路拡大も計画中。2017年9月、食品加工会社「トマトアトリエ」を立ち上げる。ソウルにあるバンヤンツリーなどの有名ホテルにてトマトコチュジャンが使われている。