2021/07/10 18:00
お届け予定

何度かお話していましたが、やはりお届けするのは早くて7月末になりそうです。遅れてしまって大変申し訳ありません……。場合によっては、もしかすると8月にかかってしまう可能性もあります……。必ず8月中にはお届けをお約束できますので、なにとぞお待ちいただけますと幸いです。


2巻カバーの再々印刷

実は遅れてしまう理由のひとつに、2巻カバーに印刷会社さんの方の小さなミスがあり、二回ほど印刷し直していただくことになりました。流石に三回目に届くものはもうミスはないと思うのですが……。

本来ならば見逃してもいいようなミスかもしれなかったのですが、やはり私としては自分のできうるところまでは完璧に仕上げたいという思いがあったため、やり直しをしていただくことにいたしました。そのせいで皆さんへのお届けが遅くなってしまうことは本当に申し訳なく思っています(やり直しに新たな費用がかかっているわけではないのでご安心ください)。


三回目に届くカバーはまだ届いておらず、これの確認のあと、2巻カバーの取り付け作業やサイン付け作業があります。また特典ペーパーの短編がまだあと二つほど残っているので、これらの作業が7月中になんとか終われば……という感じです。正確な数字を出せればいいのですが、いかんせん「物語を書く」という分野において、自分の精神状態が強く影響してしまうので(アイディアが出ない、上手くまとまらないetc)、もう少しお待ちいただけますと幸いです……。


リターン品完成

印刷会社さんにそれぞれ頼んでいたリターン品が私の家に届きました!どれもすごく綺麗に印刷していただいて、最初に見た時は感動しました……。ただのアニメグッズというより、どこかで普通に売っているもののようにオシャレで……!! 最高です! ポーチやシオリはキャラクターがいないせいもあって、なんだか美術館で売られている商品のようだと思いました笑。

本自体のクオリティもかなり高いと思います。実は私は同人誌のオリジナル小説を購入した経験が一度しかなく、他の皆さんの同人誌のクオリティが分からないのですが、おそらく高い方ではないか……と思っています。見た目がすごくかっこいいです。「あーー海外ファンタジーの児童書だぁああああ!!」と思いました。嬉しすぎる……。メアリの注釈も、夢の『バーティミアス』と似た仕様にできたことが本当に嬉しいです。

表紙絵も素晴らしいですし、中身のレイアウトもかなり洗練されたものになっていると思います。すべて私一人で作業したものであるゆえ多少の粗はあるかもしれませんが、自分でも満足できる仕上がりになりました(๑′ᴗ‵๑)


3巻以降印刷について

私はこの夏からは卒論を本格的に制作しなければいけません。なので、今年いっぱいは卒論にかかりきりになると思います。また私情ではありますが、四月から住む場所が変わる可能性があり、来年の夏くらいまではかなり忙しくなってしまいます。そのため、三巻の印刷作業は来年の夏くらいまではできないと思っていただけると助かります。

webで更新している本編は時間を見つけて少しずつ執筆したいと思っているのですが、推敲作業はかなり大変なのです……。web版では、正直少し物語上のミスがあったり誤字脱字があってもあとで直せますが、印刷物はそうはいきません。何度も何度も推敲を重ね、web版で掲載されている話との兼ね合いも考えて改めて話に矛盾がないかなどを考え直しています。また、そもそもweb版の話はある程度のストックがあるというのも大きな理由のひとつでしょうか……。実際に投稿するまでにかなり時間をあけていますので、自分でもゆっくり確認しながら投稿できています。


そしてこの三巻、またそれ以降の本について、初めは高額支援者様には無料でお届けしようと思っていたのですが、今はそれを悩んでおります……。最初は皆さんにはぜひ支援していただいたぶんのお返しがしたく、なるべく手頃な価格で本をお届けしたいと思っていたのですが、よくよく考えると、はたしてそれは本当に支援者様が望んでいることなのだろうか?と思ったのです……。

私が高額支援者様などへ無料でお届けする(また人によっては割引価格でお届けする)となると、本の印刷費用や梱包代、特に送料などをこちらで負担しますので、つまり今回集まった支援金をひたすら減らし続けていく結果になります。三巻を印刷するためには、少なくとも絵の依頼料で3万円ほどかかり、本の印刷費用でも3万円弱かかると思います。そのうえで、この三巻を無料でお渡しするとなると、今回集まったお金はおおよそ使い切ってしまうことになります……。

そこで、私はお金を使い切るのではなく、これを運用していくことが正しい使い方なのではないか?と思いました。

とはいえ運用できるほど三巻以降を買う方はいないと思いますし、そもそも絵の費用がかなりかかるので、だんだん減っていってしまうのは事実です。ですが、支援していただいた方のためにも、三巻だけでなく四巻以降も印刷できるように、大切にお金を使っていくべきなのではないかと思いました……。

支援していただいたことに対する還元は、無料で本を届けることよりも、3巻だけでなく4巻、5巻と続けて印刷し続けていくことなのではないかと思いました。


私は学生の身であるというのもそうなのですが、色々な理由であまり働くことができず、自由なお金をそれほど多く持っておりません。現在も、(コロナ下であるというのもありますが)交際費などはほとんどかけておらず、私的なものを買うのにお金を使うこともあまりありません……。今回就活もまともにできませんでしたので、少なくとも来年はまだ社会人にはなれない気がします。

ですので、これからも本を作るための大きなお金を自分で工面するのはすごく難しいのです。


こうして今回1、2巻を印刷してみて、自分でも「愛殺が完結するまで本を出し続けたい」と強く思いました。ですが、そのためにはかなりのお金が必要です。

一番は「表紙絵」です。本自体の印刷自体は、10冊、20冊ほどであれば、2~3万円弱で印刷できますので、自分のお金だけでもなんとか工面していけると思います。なにより、赤字ではあるでしょうが、どなたかに売る以上ある程度お金は帰ってきます。

ただイラストはそうはいきません…!私が求めるクオリティはかなり高いものであるゆえ、表紙絵には三万円ないしは四万円ほどかかってしまいます。とはいえ、絵を妥協した本を出すのは絶対に嫌なのです。

そういった理由で、愛殺の書籍版をずっと自分の費用だけで出していくのはかなり大変なのです……。


ただいずれは社会人になるかもしれませんし、自分の自由なお金も少しは増えるかもしれません。愛殺はおそらく12章くらいになると思うのですが(小説で12巻揃ってる本がすごく好きなのです笑)、こうして1、2巻を並べてみて、いつか全部そろった愛殺の書籍版を見てみたいという夢ができました……(;;)。背表紙をすごくこだわったので、ぜひこの背表紙と同じものを、12個並べてみたいのです。

その夢をいつか叶えるためにも、いただいたお金を使い切ることを考えるのではなく、なるべく長く運用していく方がいいのではないか、という結論を出しつつあります……。曖昧な言い方ですが、このとおりまだ決めかねている感じです(;;)。私が無料でお届けしなければ買ってくれる人がいないかも、という不安がとてもあるので……。読んでくれる人がいないのに本を作るというのは、それはそれで少し虚しいので……!


以上、長くなりましたが、今の気持ちを少しだけ書いておきました。もし何か意見があればメッセージ等いただけると嬉しいです。それでは失礼します。