2021/05/01 18:21
地蔵曼荼羅の修復は、古い裏紙(裏打ち)を取り外すことから始まります。 曼荼羅を裏向きに置いて純水を吹きかけ、3層になっている裏紙を少しずつピンセットで剥がしていきます。 修復は滋賀県大津市にある藤本松雲堂さんにお願いしているのですが、藤本さん曰く、これは「最も気を使う作業」の一つだそうです。 ちなみにこの裏紙自体も大変古いもので、300年ほど前のもののようです。