2021/04/06 16:29
目標の50%を超えた時点の全5色(+未塗装1色)の選択色の傾向をまとめてみました。本日時点で52名の方に支援いただいており、そのうち2枚購入の方が19名。5色の分布は狙い通りほぼ均等でホッとしています。




何気ない5色のカラーバリエーションですが、悩み抜いて決定しています。
カラーバリエーション展開の難しさは前職(ケータイのデザイン開発のお仕事)でたくさんの経験をさせていただき、痛いほどわかっているつもりですが、やっぱり難しい、、、かなり悩みました。

調査やトレンドから正解を導くために時間と費用をかけた理論的な分析やヒアリングもひとつの指標ではあるのですが、その精度が上がれば上がるほど均衡化して得られた結果は魅力に欠けたりするもの。(過去のデータですから当たり前です。)一方、色は 感覚的なものでもありますから、どんな人にとっても(先入観なく無邪気に)強い思いを込めたり語れる要素です。そのため、多人数での決定はどんな提案であれ根拠を求められると同時に個人的な思いも炸裂して迷宮の沼にはまりがちで正直「運」を天に任せる側面は否めません。 ファッション業界や自動車のボディカラーも練り込んだ戦略どおりいくわけではないように思います。



かといって当てずっぽうや趣味嗜好ではもちろんいけません。適正解に寄せる努力は必要だし、最低限の情報を正しく共有した上で洞察し誰かが判断しなければいけませんが、誰が決めるか決まっていればいいでしょう。カラーバリエーションの選択は 自分の直感を信じ責任をもって決断しなければいけないプレッシャーはありますが、モノづくりをする者にとっては楽しい悩み事かもしれません。

2021年インテリア市場のトレンドカラー2021年スリーブのトレンドカラー

2021年ステーショナリーのトレンドカラー「nosetty」の使われる環境、購入いただける方の年齢や性別などの属性、インテリアやプロダクトや周辺小物などのカラートレンド、塗装依頼先、塗料の耐久性や物性、ロットや色数に係るコストパフォーマンス、均等に選ばれるカラー振り分け、などで洞察を深めました。




今年から美大に進学する娘に「この中に欲しい色はない。リモート講義で学生に使って欲しいなら、明るく鮮やかなカラーを入れたほうがいいよ!」と強く迫られました。

わかっとるわ。(笑)
 
カラー展開を増やすときにはまた楽しく悩みたいと思っています。