2021/07/19 08:00
 緑の中に立つ資料館(旧光顕寺 昭和9年建立)を初めて訪れた時、不思議な気持ちでした。中の壁には資料が張られ、奥には鉄道、ダム建設で亡くなられたご位牌が置かれて暗い不気味さを一瞬感じます。しかし、お寺当時の面影を残した大きな木の支柱や...
2021/07/18 08:00
 私たちのまわりに、見えなくさせられているものがどれだけあるだろうかと思う。  雪深い朱鞠内にある笹の墓標展示館は、見えなくさせられてきた歴史を、掘り起こし、あらわし、ずっと示し続けてきた場所だ。そして、すぐそばにいてもお互いを知らな...
2021/07/17 08:00
(「笹の墓標展示館」再建のための募金活動は、韓国でも取り組まれています。今までの活動で縁があった方々へ協力をお願いしようと鄭明禧(チョン·ミョンヒ)さんが宛てた手紙を紹介します。) アンニョンハセヨ。鄭明禧(チョン·ミョンヒ)です。 ...
2021/07/16 08:00
「酷寒の中の光」 5月、沖縄はすでに若夏。飛行機を乗り継いて朱鞠内へ。空知から雨竜川に沿う道中の雪景色が夢のように美しかった。光顕寺には、僧侶の殿平善彦さんが案内してくださった。沖縄で雪の重みでお寺が傾いたこと、そしてそこに毎年、東ア...
2021/07/15 08:00
 笹の墓標展示館に訪れた最初の台湾人として、台湾とも交流したいと頼まれた時に、嬉しいながら「朱鞠内にとって、台湾は何だろうか」、「台湾にとって、朱鞠内は何だろうか」と悩んでいました。今まで「日・韓・在日」という枠組みで捉えられていた運...