2021/04/05 21:30
目がみえなくてもできる仕事はありますが、
目が見えないからこそ、できる仕事はとても少ない。


2019年夏、ダイアログ・アテンドスクールに応募してきた「シガ」こと高橋史月。
はじめはとても不安そうでしたが、個性豊かな視覚障害者たちと出会い、学び、高め合い卒業しました。以降、ミュージアムでのアテンドを目指しトレーニングを重ねる日々。
しかし2020年夏、ダイアログミュージアム「対話の森」がオープンするも、当初予定していた「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は開催が叶わない日々が続きました。
2021年、ようやく新たな「ダーク」再開のめどがたち、厳しい研修を終え、この春見事にアテンドデビューを果たしました。

実はミュージアムまでの通勤には、6車線の交通量の多い交差点を通ります。
音響信号の音は車の音でかき消され、夜の帰宅時にはその音さえも制限されて鳴らないのです。そんな時には勇気と度胸と勘で交差点を渡ることも。

それでもシガは目を使わないからこそできるアテンドになることをあきらめることはありませんでした。

ダイアログ・ミュージアム「対話の森」は、「見えないからこそ」「聞こえないからこそ」を生かすことのできる場です。

どうか引き続きの拡散・ご支援をよろしくお願いいたします。