2021/04/29 12:30

お待たせしました~。しおりのサンプルが出来ました!!
画像だとちょっと分かりにくいのですが、活版印刷ならではの凹凸ある文字が
集めの用紙に押されて鈍く輝いています。

色は詩のイメージに合わせて選びました。デザインについてはいろいろ検討した結果、馬込文士村の企画らしく文士達の作品から1文お借りすることにしました。
用紙は3色。それぞれの色にも一応、意味があります。

■ 深い青色:北原白秋 『ペチカ』
雪の降る夜は 楽しいペチカ ペチカ燃えろよ お話しましょ
昔 昔よ 燃えろよペチカ

■ 鮮やかな赤色:萩原朔太郎 習作集第九巻 『少女よ』
色の色なるくれなゐ れいしの核なるくれなゐ
ひとのひとなるむすめ たましひのみやなる少女よ

■ 薄い緑色:室生犀星 動物詩集 『鶯のうた』
春はいいね 枝からすべつても いたくないね。
朝から鳴いてゐると 声がだんだんよくなる。
ひと声鳴くと 隣近所の庭が明るくなる。 


印刷は、大田区鵜の木に制作工房をかまえる「オールライト」さんにお願いしました。
カッコいい看板。後ろにはたくさんの活字。

この立派な活版印刷機は、ドイツのハイデルベルグ社 のものだそうです。

こちらが印刷機。重厚感ありますね。

こちらのリターンは、3,000円以上ご支援の方にお届けします。
読書のお共にぴったりです!