2021/06/10 13:14

皆様こんにちは。プロジェクトオーナーの宮崎です。

本プロジェクトでは、ご支援を募ると同時に、パラオとイルカの魅力をZoomでお届けするオンラインツアーの提供先を募っております。


現時点で個人(ご家族・少人数グループ)や団体様からお申し込みを頂き、約40端末〜50端末分(※)が暫定のオンラインツアーお届け先となっております。
(※参加端末数が未定の案件に関しては1端末としてカウント)

お届け対象の方々は、発達障がい児(者)、重症心身障がい児(者)、その他障がいを持つ方々とそのご家族や支援員の皆様です。


また、今回のプロジェクトを通して、何件か上記対象者以外のお問い合わせも頂いております。

一般の方や中学生を対象に、パラオとイルカのオンラインツアーを通して「世界を知って頂く」きっかけ作りが出来ないだろうかという新しい企画に関するお問い合わせや、老人福祉センターへのご提供に関するお問い合わせを頂きました。


今回のクラウドファンディングを通してプロジェクト内容を発信することで、様々な分野の方々と繋がり、プロジェクトに広がりが出てきました。

それと同時に、「私たちDolphins Pacificがオンラインを通して提供できる価値があるはず」という想いが、確信に変わってきています。

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今回のクラウドファンディングを行うにあたり、正直なところ、私の中で挑戦に対して大きな葛藤がありました。ご支援を募り、そこで頂いた支援金を活用してできることには限りがあります。例え、数ヶ月運営を繋いだとしても、その先の「未来」が思い描けていなければ、ただの延命措置にしか過ぎず、それではあまりにもご支援を頂く皆様に申し訳ないと思っているからです。

あくまでも、私たちが思い描いた未来に対して、「そうか、君たちがそれを目指しているなら応援するよ」という、皆様のあたたかいお気持ちがあってこそ、Dolphins Pacificの存続にご協力を頂けるとものだと思っています。


今回私たちが目指しているのは、クラウドファンディング終了後も、支援とギフトの循環が回り続けるシステム作りです。

今回のプロジェクトを通して繋がった方々と、そんな未来を作りたいと考えています。


ただ、いま目の前にある現実にも目を向けると、イルカたちの健康を守るための餌代を始め、薬代や検査費用、ボートや発電機用のガソリン、施設修繕費など様々な経費が必要であり、そしてイルカたちを守るためにはトレーナーやメンテナンススタッフ、ボートオペレーターなど、人件費が必要です。

今回のクラウドファンディングは、「オンラインでパラオとイルカの魅力を届ける」というプロジェクトテーマにおいても、そして現場の運営そのものにおいても、最初の一歩となるステップと捉えています。


スタッフ皆が心身ともに疲弊し、先が見えず諦めかけている中で、このプロジェクトは「希望」です。

スタッフの精神と生活をつなぎ、イルカたちの安全と健康を守り、その上でもう一度、皆で前を向きたいと思っています。

このままでは、スタッフ全員の限界を迎えます。そしてそれは、施設が存続できないことを意味します。


私は、それを食い止めたいです。
イルカたちは私にとって、家族のような存在です。


ドルフィントレーナーとして、出来ることには限りがありますが、イルカたちを守るための可能性があるのなら、諦めてはいけないと思っています。

そしてそれに挑戦し続けることが、長期化するコロナ禍でいま、私ができる、全てです。


クラウドファンディングは6月15日(火)23:59までです。
ネクストゴールに挑戦中です。

どうか皆様、最後まで応援して下さいますよう、心よりお願い申し上げます。


2021年6月10日
Dolphins Pacific
宮崎 ななこ