2021/05/15 18:02

CODEGYM Academy "2021年コロナ学生緊急支援" が、5月15日(土)午前9時、無事にスタートしました。全国から503名の学生が入校。大学生が85%で、残りが高校生や学校を中退済みの方です。また女性の参加者も、全体の32%になりました。

この企画が実現するにあたり、クラウドファンディングでご支援を頂いた皆様、スポンサー企業の皆様に、改めて御礼申し上げます。

残り数時間、クラウドファンディングについて、最後までどうぞよろしくお願いいたします。


● 半年後、今は想像もしていない景色を見に行こう。

今日から 6ヶ月間(24週間) にわたって、毎週土曜日 9:00〜19:00 の時間に、このメンバーがオンラインで集い、学んでいきます。土曜日は講義、ピアラーニングを実施し、実際には土曜日以外にも、各自が 15〜25時間 ほどの時間を捻出して、課題に取り組むための学習が必要になります。

学生同士は、自由に勉強会などを Discord を使って主催できます。

ZOOM に集まった500名を超えるメンバー。以下の画像は、一画面に48名が表示されていますが、これが10ページにわたってあります! CODEGYM Academy の今回の非営利プロジェクトは、1つの専門学校ほどの人数規模になりました。



はじめに、代表の鶴田から挨拶を行いました。

なにか新しいことを学ぶ上で、意識してほしい学習の理解度曲線について。

粘り強く続けることで、あるとき、点と点が繋がって急に「わかる」ようになることがあります。

6ヶ月間取り組んで、今は想像もしていないような景色を見に行こう、と伝えました。


スポンサー企業のGMOインターネットさんからもビデオメッセージをいただきました。力強いメッセージは、多くの受講生の励みになったと思います。



● いよいよ授業開始

そしていよいよ、 CS50 を用いた講義のスタートです。

私たちは、CS50 を Creative Commons ライセンス (CC BY-NC-SA 4.0) に基づいて、日本語化を進めてきました。講義ビデオも、すでに上がっている機械翻訳のものではなく、翻訳の訂正を含めた、日本語に最適化したビデオを作成しました。(この日本語翻訳字幕が付加されたCS50の教材ビデオは、CCライセンスに基づいて、Youtubeに再アップロードされます)

Malan 先生の登場です。


HarvardX CS50x 2021 / CC BY-NC-SA 4.0

誰もが最初は入門者であり、未経験者。

「あなたが初めてのコンピュータサイエンスの授業に不安を抱いていたとしても、上下左右どこを見渡しても、実は同級生の多くが同じような不安を抱えています。」


HarvardX CS50x 2021 / CC BY-NC-SA 4.0

HarvardX CS50x 2021 / CC BY-NC-SA 4.0

「このコースで大切なことは、クラスメートとの比較ではなく、スタートした時の自分との比較で、どのような結果になるのか。」

とても大切なメッセージです。




HarvardX CS50x 2021 / CC BY-NC-SA 4.0



HarvardX CS50x 2021 / CC BY-NC-SA 4.0


コンピュータが動く仕組み、0と1。つまりバイナリの解説から始まります。

講堂で行われる講義は、さまざまな小道具を使って、わかりやすく喩えられます。


HarvardX CS50x 2021 / CC BY-NC-SA 4.0



HarvardX CS50x 2021 / CC BY-NC-SA 4.0



HarvardX CS50x 2021 / CC BY-NC-SA 4.0

アルゴリズムについての理解も、本日の講義のなかで触れられました。

詳しいアルゴリズムは、Week 4 で実践されます。


擬似コードによるコーディングの概念を学んだあとは、

Week0の入門、Scratch を使った講義です。

小学生の多くがブロックのプログラミングを学んでいますが、

意外とまだ触れたことが多いのではないでしょうか。

子供だましと言うには失礼なほど、かなり自由度の高い表現が出来るうえ、

アルゴリズムを初めて触れる方の最初の2〜3時間目の学習には、うってつけの教材です。




CODEGYM Academy は、毎週土曜日の 9:00〜13:00 の午前中に講義。

1時間のお昼休憩を挟んで、 14:00〜17:00 に「ピアラーニング」を実施します。

500人の参加者を100チームに分けて、5人1組で「初めまして」から、一緒に学び合う工夫が凝らされています。

このチームは毎週shuffleされるため、少なくともチーム開発に始まるまでの12回、ランダムで様々な受講生と交流し、コミュニケーションの経験を育むことができます。

インターネットを通じて、ビデオ・音声だけで交流する人たちと主に開発する、リモート開発ができるネイティブ学生として卒業することができます。


今日の授業は、CS50 内では「Week0」という位置づけです。

本格的に難しくなるのは、来週から。今日の150%くらいの難易度を感じられるでしょう。

不安を覚えた方は、ぜひ予習をするなど準備を進めてみてくださいね。