2021/05/13 11:37

本当に沢山の方々のご協力で目標額を達成する事ができました。
このコロナで大変な時にも関わらず、ご協力をいただき感謝しかありません。
嬉しい反面、責任の重さも噛み締めているところです。

残りあと3日。引き続き、宜しくお願い致します。


写真は今の畑の様子です。
ミカンというのは圧倒的な生産量の果物で、これが農薬を使用しないで生産できるようになれば、日本の環境も相当改善するわけです。

甘夏あたりは40〜50年農薬不使用でやって来られた方が随分いらっしゃいますが、ミカンは格段に難しく、かなりの人達が挑戦しては撤退して行かれた歴史があります。

池田農園では、今まで誰もやらなかった草生のやり方で、どうやら問題が解決できて来ているのは公的機関もある程度認めくれるところとなりました。

熊本県の農業コンクールで受賞できたり、県の指導農業師に任命されたりすることは、自然栽培農家としては画期的な進歩だと思います。

まだまだ逆風もかなりなものですが、私と一緒に自然栽培の普及をやりませんか、と言うのが今回のクラウドファンディングの主旨なんです。


チョット長くなってすみませんが、もう少しお付き合いください。

コレは15年程前の話で娘が小学2、3年生の時だったと思いますが、その頃地元の山北小学校はとても環境教育に力を入れておられていて、娘もいろいろ勉強していたようです。

ある時「ねえ、ウチではあんまり農薬は使わんとだろう?」と聞いて来るので、「そうねー、よその三分の一だろう。」と答えたのですが、実際のところ二分の一は使用していたでしょう。

少しでも良く見せようとサバを読んだのですが、娘にも胸を張れないのは悲しくもありました。

今、農業をやっている殆どの人に、何がしか思い当たる事もあるんじゃないでしょうか。

それでも家族を守る為に全力を傾けてこれまで通り日々の作業を重ねていくというのは、私も何十年やってましたから実に良くわかります。

私の農家の友人達も子供に後継は求めないと言うのが殆どで、何百年も続いて来たような大農家も次々に歴史を終えようとしています。

これには反論も多々あると思いますが、現代の農業には魅力が無いし、子供達に対して胸を張れない一面があるんですね。

自然栽培は野菜にしろ米にしろ、大規模で経済的にも成功している人達がかなりおられて、皆さん晴れやかな感じを受けるんですよね。

私はミカンでかなり失敗もして、まだまだ自慢出来るほどのものではありませんが、かなり道筋は分かって来たので、特に若い世代に技術を伝えて行きたいと思っています。

後20年くらいはやれますかね。