2021/10/30 11:17

東京医科大学八王子医療センターでクラシックバイオリンの佐藤美代子が演奏。70代後半ですが、難曲のチゴイネルワイゼンを弾き切りました!実は、佐藤美代子はなかなか波乱の人生で、「バイオリン界のフジ子・ヘミング」と、ファンからは呼ばれています。東京藝大に入学して間もなくフランス政府の給費生として留学、パリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)を首席で卒業。その後、ヨーロッパでソリストとして活躍、弾ける人がいないと言われる楽曲を見事に演奏するなどして名をあげていたスゴイ人なのです。ところが、30代頃からプライベートでいくつも苦難が重なって、思うような音楽活動ができなくなってしまいました。それでも、バイオリンを諦めたことはありません。年齢と共に指の動きも変わってきますが、色々乗り越えてきたからこそ出せる音色があり、彼女の繊細で力強い響きに引き寄せられるファンは少なくないのです。この機会に、皆さまにも佐藤美代子の存在を知っていただけたらと思います。どうぞよろしくお願い致します。