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循環する日常をえらび実践するラボ「élab(えらぼ)」を台東区鳥越につくりたい!

レストラン、ショップ、ラボの3つの機能で循環型社会の実現を目指す東京の新しい拠点「élab(えらぼ)」をスタートします。共感いただける皆さまとともに立ち上げることをゴールにクラウドファンディングをおこないます。

現在の支援総額

3,474,635

115%

目標金額は3,000,000円

支援者数

323

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/07/16に募集を開始し、 323人の支援により 3,474,635円の資金を集め、 2021/08/31に募集を終了しました

循環する日常をえらび実践するラボ「élab(えらぼ)」を台東区鳥越につくりたい!

現在の支援総額

3,474,635

115%達成

終了

目標金額3,000,000

支援者数323

このプロジェクトは、2021/07/16に募集を開始し、 323人の支援により 3,474,635円の資金を集め、 2021/08/31に募集を終了しました

レストラン、ショップ、ラボの3つの機能で循環型社会の実現を目指す東京の新しい拠点「élab(えらぼ)」をスタートします。共感いただける皆さまとともに立ち上げることをゴールにクラウドファンディングをおこないます。

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English description is here!

はじめまして!循環型社会の実現を目指す株式会社fogの代表、大山貴子と申します。

今回のプロジェクトは、日々の暮らしの中から循環型社会を実現すること目的に、東京都台東区鳥越に建設中の「élab(えらぼ)」をクラウドファンディングで共感いただける皆さまとともに立ち上げることをゴールにしています。

思いが溢れてしまい、文章が長くなりましたが、最後までお付き合いください。


気候変動、マイクロプラスチックといった海洋汚染、生物多様性の危機、ゴミの最終処理場問題。これだけ聞くと課題が大きすぎて気が遠くなってしまいそうです。élabはこうした課題を自分達から切り離すのではなく、むしろ自分達の暮らしの中に取り込んでいく。循環を基本とした日常を「えらぶ」場として、例えばこんな拠点にしたいと考えています。

・気候変動と直接的に関わりがあるCO2の排出量が比較的少ない食事を提供する「レストラン」

・日本在来の薬草茶や日常使いできる食材の量り売りマーケットを行う「フードスタンド」

・ただ商品を購入するだけではなく、訪れる人にも循環するものづくりを体験してもらう「マテリアルラボ」

そんな場所ができるのか?実はélabはfogだけでなく、長年に渡って循環に欠かせない領域を探究してきた仲間が関わってくれています。自然のままの野生的感覚を大切に、これから先の循環や持続可能性について考え表現していくべく、「野趣(やしゅ)」というチーム名で活動しています。

ランドスケープデザイナー、薬草使、フードディレクター、シェフ、サーキュラーエコノミー専門家、不動産企画・設計士、デザイナーなど専門性があるメンバーで構成されています。日本が本来もつ土着の文化や自然との関わりや近代の生産と消費について解釈を深め、自然と都市、そして私たち人間が相互作用しながら循環の渦を生み出していくための企画開発と運営を行います。

野趣発足のプレスリリース(2021年6月21日配信)


élabが入居するサイセーズビルは、yohakuの代表・渡辺展行さんとうなぎの寝床の代表の白水高広さんが立ち上げた循環する服「HANMO」の生産・販売を行っているサイセーズ株式会社、そして私大山貴子の会社である株式会社fogのオフィスも入居。1階にélabのレストランとラボ、2階にyohakuのフラッグシップショップとイベントスペースを設け、循環型社会の実現に向けてサイセーズビル全体で「循環の衣食住知」を発信していきます。

遡ること米ボストンの大学を卒業後、就職してニューヨーク・ブルックリンに引っ越し、そこで学んだことがコミュニティへの愛やそれを起点にした市民参加型のソーシャルムーブメントの姿でした。

近所にあり新鮮な野菜を購入できるという理由で入会した生協「Park Slope Food Coop」は、アメリカ最大規模の生協で、月に一度2−3時間ほど業務に従事することで新鮮な地場産のオーガニック野菜(生協から何キロ先の農園で取れましたなどという表記が各野菜に書かれている)が安く買える。仕入れる商品は、月に一回のミーティングでみんなで考える。そこでは、意識の高い会員が「この会社は商品開発に動物実験をしているから仕入れるのをやめよう!」と声をあげたり、生協として気候変動マーチに参加したり、そんなことが日常に行われている場所でした。

そのほかにも日常的に行われているファーマーズマーケット、空き地利用したコミュニティコンポスト、庭先の養蜂・養鶏・廃材を利用したものづくりなど、意識せずともブルックリンでは市民が環境に配慮した暮らしを日常に取り入れている姿が、街の景色になっていました。

それから日本に帰国。約10年ぶりに日本に帰ってきたときに気づいたことが、このブルックリン駐在時代とのギャップです安心安全な食や環境への配慮意識が薄く、市民がそういった暮らしに対する選択ができる状態に、街の機能が整っていないというのが印象でした。

どうしたら日本も、東京も、私がブルックリンで過ごしていた、あのコミュニティのように、地域の中で循環を意識して、暮らしに取り入れることができるのだろうか?そんなことを意識しながら日本に帰国して7年くらい経ちます(早い)。なにから始めようかと、まずはコミュニティを大切にするヴィーガンカフェから始めて、今は循環型社会に向けた組織・地域コミュニティ開発事業を行っていますが、いつも立ち戻る原風景は、ブルックリンでの暮らしです。

しかしながら一昨年あたりから地方との仕事が増え、その土地ごとの生産者さんや職人の方とお話しながら「あれ?日本には、そもそも立派な自然とともに暮らし産業を生み出してきた文化があったじゃないか!」と気づました。

ここ1−2年は日本にもやっとサステナブルやサーキュラーエコノミーといった言葉とともに環境に配慮した無駄のない経済を生み出していこう、地域に取り入れていこうという潮流が生まれつつありますが、引き合いにでるのは海外のケースが多いです。しかしながら本質的な変化のためには、日本の国土の約67%を占めると言われる自然とともに日本らしい循環型社会のあり方を考えて選択していくことが、気候変動・ゴミ問題の解決をしていくための人の意識を生み出し、そして行動に移していくために必要なことだと考えています。

※サーキュラーエコノミーについてのお話は、huffpostに掲載された記事(こちら)をご参考ください。

そんな環境だとか地球だとかゴミ問題とか、単位が大きすぎてわからない!自分ごととして捉えることは難しい!何から始めたらいいのだろうか!そんな時にふらりと立ち寄り、循環する日常をえらび実践するラボがélab(えらぼ)です。何気ない生活の風景にこの場所を生み出すことによって、訪れる人が循環する暮らしを考え、選択してく。そのために、élabでは、毎日食べても飽きないランチ、特別な週末のディナー、日常的に立ち寄れる茶房や量り売りのフードスタンド、そして全ての人が循環デザイナーになれるものづくりラボを展開します。élab開発のプロセスはpodcastで公開中!

運営チームである野趣やélabに関わってくれる仲間達は、自分たちの活動のどこかしらにおいて、常に自然や環境や都市と自分との接点を意識している人たちです。そして、このプロジェクトに興味・共感して、ここまで読んでくださっている皆さまも、みんなで自分たちと周辺環境や自然との接続を図ることで、社会全体の繋がり(=バリューチェーン)の一部になっていただきたいです。

循環と再生をテーマにした実践者を招いたワークショップやトークイベントも実施し、ここに訪れる全ての人と、この先に作りたい日常を選んでいきます。また、élab全体としてfogのパートナー団体である一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパンが発行するゼロ・ウェイスト認証を取得予定です。

レストラン&ティー+フードスタンドでは、「一口から考える循環」をテーマにした料理や薬草茶の茶房、日常で使える食材の量り売りを展開します。ここで使う食材の生産工程からお店での調理・提供後にいたるまで、生産者、輸送パッケージ、調理方法、コンポストなどを通じて、なるべくフードロスと二酸化炭素排出量を減らし、循環を促す食の体験を提供します。(食品衛生責任者:森本桃世)

élabレストランのシェフ青柳陽子は、ome farmやhasune farmといった東京近郊のオーガニック農家の作業を手伝いながら、そこで得た循環の知恵を料理に体現します。


✔️ 食材の生産ルートから廃棄されるまでのサプライチェーンにおいてなるべくゴミを出さず、環境負荷を減らすことを意識します。例えば食材は近郊農家から直接仕入れる、出荷ー輸送の際に使われるプラスチックを無くす可能性を農家さんと模索する、などです。余った食材は、ルーフトップに設置予定のミミズコンポストにて堆肥化。ルーフトップガーデンの菜園作りに役立てます。

✔️ 食べ物によるCO2排出量を考慮して、提供する食事はなるべくプラントベース(植物性商品)にする。一方で、出産を経験し肉として価値が下がると一般的に言われている経産牛や、生物多様性のバランスが崩れて増えてしまった結果獣害として駆除される生き物をいただく(ジビエ)などは使用予定です。現行課題と未来に向けた食の行動を皆さんと話し合いながらアップデートしていきたいです。

✔️ キッチンでの料理行為において、衛生面での問題がないと判断した部分においては完全にプラスチックフリーを目指します

✔️ 私たちは、地球の環境を守る上で土の保護と再生が大切だと考えています。そのため土壌汚染やその生産時において化石燃料を使用している農薬や化学肥料を使わないオーガニック野菜を使用します

✔️ 店で使う食材は、少し多めに発注。店頭に小さな量り売りエリアを設けて、皆さまにも提供します。

✔️ なによりもこの場に訪れる皆さまが、心身ともにじんわりと浸透するように整えられる食や飲み物を提供します。多くの人が安心し、日常的に来てもらえる場所にしていきたいです。そのために皆さまもこの場所を盛り上げる一人として関わっていただきたい!月に1回、私たちとお客さん、生産者が集い、これからの暮らしやお店の運営について考える食事会を設ける予定です。

完成に向けて、自然や農業と料理、そしてお客さんとの繋がりをどう作っていくか、レストランチームがレストランの運営方法や食事の提供方法、メニュー開発など、話し合いながら準備を進めています。

メニュー試作時の様子。毎回美味しいご飯が食べられて幸せです。
プラントベース対応の、すべての生き物が豊かになれるご飯。早く皆さまにもお届けしたい!

ラボでは、東京でも有数のものづくりタウンである台東区蔵前周辺の循環マテリアルや、私たちが全国津々浦々でつながった生産者や職人が生み出す石材や木材といった自然素材やそれを使った商品、ランドスケープデザイナーが選ぶ観葉植物環境活動家が選書した本などの展示販売を行います。

春から全国の生産者に会いに行ったり、台東区のものづくりの現場にご挨拶をしながら
マテリアルラボの可能性や関係性を結んできました。

またマテリアルラボで販売するアイテムを使ったワークショップや服やモノのリペアも実施予定。

たとえば、地域の子供達が学校の放課後にマテリアルを使って遊んだり、デザイナーや企業が循環型の商品開発を行う時のアイデア・作品創出の場、また自生種の草木染めや薬草寄植作りワークショップなど、自然との繋がりやマテリアルを通して、ここに訪れる皆さまが循環する暮らしを「できる!」と思える場所にします。

イメージ図ですが、こんな感じでもっさりと屋上を緑にしていきたい!

屋上には野趣メンバー監修のもと、屋上緑化を行います。また食べられる植物の栽培や、レストランで出た最小限の生ゴミを堆肥化させるコンポストを設置。今は自然米(農薬・化学肥料を一切使わず栽培した酒米)100%&純米造り100%の日本酒「にいだしぜんしゅ」を造る酒蔵から分けていただいた餅米を栽培したり、オーガニックコットンを育てたりしています。ここで育てたものも、他から持ち込んだものも、街のど真ん中にありながら空がたっぷりひろがる屋上庭園でほっこりいただけます。

すでに屋上では米とコットンを育てています!秋にはみなさんと一緒に収穫したい!

élabは、循環する日常をえらび実践するラボとして、循環型の店作りとは何か?を意識しながら準備中です。そしてオープン後も、みなさんとともに成長します。

そのために、élabで生まれたアイデアや手法・知見は、循環型を意識した店舗の設計・運営をしたい人、ものづくりを実施したいデザイナー、食を提供したい料理人などに対して広く公開します。élabが特別な存在になるのではなく、えらぼでの学びや知見を、この先の店舗の当たり前にしていきたいです。

場所は、東京都台東区鳥越2-2-7の1階。

すぐ近くには鳥越神社が厳かに構え、草木染・手織りで布を作るお店、革細工や日本素材を扱う職人達が居るような手仕事が根付く町、鳥越に拠点を開きます。鳥越を含む台東区周辺は、地域でものづくりを支援しデザイナーやアーティストへのサポートが手厚いエリアです。

ご近所には、ALMOST PERFECT Tokyo台東デザイナーズビレッジ浅草ものづくり工房などといったデザイナーやアーティストを支援するギャラリーや施設があり、本取組に対しても「オープン前にもかかわらず地域のことだから応援するよ!」とご賛同いただき、今後も連帯していきます。

そして今回のプロジェクトは、私たち野趣メンバーだけでは実現不可能。私たちも完璧なわけではなく、さまざまな人たちと関わり意見交換を繰り返し、開店後も皆さまを巻き込みながらアップデートしていくことが大切だと考えています。クラウドファンディングの支援のみならず、オープン後もぜひ前のめりに関わってください!

すでに巻き込まれることが決まっている仲間たちを紹介します。

サイセーズ|élabのパートナー

サイセーズは服づくりで生まれるハギレを糸に還し、あたらしい服に再生する技術「反毛」を使った洋服ブランド「HANMO」を展開している会社です。サイセーズとは、élabの初期構想段階から協力いただいております。

余白/yohakuélabの兄弟

国内の優れた技術で作られている良質なカットソー(Tシャツやスウェット)を、もっと身近に着てほしいと思い、できる限り年齢や性別の壁を感じさせない、シンプルで飽きのこない日常着を作っているブランドです。 工場に余る生地などで作る再生シリーズ、茶綿のタネ栽培から始める服作りも2021年スタート。ルーフトップガーデンでは先んじて余白メンバーによるコットンファーミングが行われています。élabの大家さんで、かつ余白のお店も同じビルにあり、これから協力しあって全体として循環する複合ビルを目指します。

ome farm|élabの食を調達するところ

ome farmは東京都青梅市小曾木にあるオーガニックファーマーです。堆肥作りや自家採種にも力を入れている唯一無二の農家。élabからのフードマイレージや化学肥料にかかるCO2量の配慮、またコンポストの取り組み、そして何より美味しさを考えたら、彼らの野菜しかない!レストランやフードスタンドで取り入れます。写真はome farmの最強チーム。たまに農作業のお手伝いをしに伺っています。毎回新しい学びがあり、この5年くらいはこの人たちと野菜に循環について学んでいます。

桜三丁目|élabを一緒に盛り上げる仲間

服を着ることと並走して服をつくるところをテーマに、世田谷区桜三丁目のアトリエで服のアップサイクルを行う縫い物ユニット。中古のテント生地を使った何度でも繰り返し使える封筒がわりになるバックや、元のデザインをアップデートさせる服のリペアなど、感動が盛りだくさん。élabでも服のリペア受付を行う予定。お気に入りすぎて着倒してぼろぼろになった服や、デットストックの商品などをアップデートさせるマジシャンだと思っている。

Hopping-fufu|élabを一緒に盛り上げる仲間

循環をテーマに日本中を旅しながら生きるアドレスホッパー夫婦 市橋正太郎くんと加奈美ちゃんの「人と自然の循環ユニット」。élabは東京にいる時の拠点として活用してくれる予定。特に料理家である加奈美ちゃんの食養生プログラムを展開したり、屋上でテントサウナしたり、など一緒に盛り上げ部隊になってもらいます。ともに循環する未来を共有しあう大切な仲間。

AND MORE!!!

・建築費 300万円

・家具、調理機器 99万円

・キッチン設備 343万円

・内装デザイン費 40万円

・広告宣伝費 135万円

・クラウドファンディング手数料 51万円(300万円達成の場合)

 合計 968万円(※税抜き表示、1万円未満切り捨て)

初期投資に上記の金額が必要のため、
ご支援いただいた資金は全て上記にかかる費用に充てさせていただきます。

野趣メンバーや élab ファミリーと繋がることができるリターンをご用意しました。リターンを通じて私たち野趣を少しでも知っていただき、皆さまと時間を共有出来たら嬉しいです。

スケジュールは下記を予定しています。

2021年

4月 内装設計【完了】

5月 水道工事【完了】

8月上旬 順次内装工事(カウンター・家具工事、照明・家具設置)

8月上旬 スタッフ研修

8月下旬 仕入れ

9月中旬 プレオープン・順次リターン発送

→ オープン!

フォグ(雲、霧)が山肌に雨を降らせて、地表が豊かになり、私たち人間も動物も恩恵をうける。fogが目指すのは、こんな豊かな景色を地球上に残すために人の意識を整えていくこと。循環とは、「心地のいい風景を描く動作」だと考えています。みなさんも一緒にこの景色の中で心地よく生き続ける一人として、élabに関わっていただけると嬉しいです。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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