2021/09/25 20:18

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本日もお仕立て依頼のお客様が来て下さりました。
小さなお孫さんへ作ってほしいとのご依頼でした。
持ち込みの生地が十分にあればいいのですが、2枚に分かれた上に要尺がなく、どのサイズの何が縫えるかから相談が始まり、
「浴衣もいいなぁ。甚平もいいなぁ。ロンパースもできるの?甚平の上だけの注文もできる?」
とても、頭をかかえながらも、出来上がりを想像して楽しそうに仕立てを選んで帰られました。買ったら早いです。間違いなく早い。
悩む必要もありませんし、なければ探せば思ったものがネットにあったりします。
最近では、「趣味がわからないからお金出すので買って!」というパターンもありますよね。
ただ、日本の衣料 廃棄物は年間約 140 万㌧にも上るそうです。その うち 80%近くが焼却・埋め立て処分されているという話…。
結局新品でも焼かれている物が沢山あるって話ですよね。
かなり古着を回収して再利用や海外へと出荷したりもしているようですが、SDGsだとか、サスティナブルだとか言われるようになりましたが、結局次々に新しい物が生み出され、古い物は処分されている世界がここにもあるようです。
化石燃料だ、プラスチックだ、と言う物も大事ですが、身近にある衣・食・住の一つが雑に扱われているように思えてなりません。
これ、市場の話でキャンセル品や不良品は入っていない可能性もあります。
…考えると怖い話です。
その中で、自分の気に入った生地から作ると、簡単には捨てれませんし、この方も何年か着てもらいたいからとサイズを悩まれたり。時間を費やし悩む必要があります。でも悩んでこれと決まった物はきっと簡単には捨てられるものではなくなっているはずなんです。
確かに安いに越したことはないのですが、本来の姿が今日あったのではないかと思いました。物を大事にする原点はこうなんじゃないかと。
仕立てた縫製工場が近くにあればきっとお直しもされながら着られるのでしょうし。
浴衣や着物は、ほどいて洗い張りをして色を重ねたりして、仕立て直したり、他のものへと作り変えたり、最後はおしめや雑巾にして使い切り、布という物を大事にした日本人の本質があると思っています。
全てをとは言いません。1割を長く使える国産品を選ぶという活動もSDGsに繋がる大事な活動のように思います。
使用される方だけでは駄目です。縫製工場もまた努力をしないといけないんですよね。
大量生産は納期は苦しいかもしれませんが、同じことをしていればいいので気持ちは楽なんです。要望を聞いたりその要望に応えたり、一点ものを作るのは確かに苦しみがあるのですが、丈夫で長く愛着がわく物を提供する場が近くにあるようにしていくのも、間違いなくこれからの縫製工場の義務だと思います。需要と供給が揃わないと成立しないです。
素敵なおばあちゃん(尊敬をこめてあえて言わせてください)のご期待できる品を精一杯お仕立てさせて頂きたいと思います。

写真:注染浴衣 婦人物 4枚限定品 のお仕立て風景です。
まだ出来上がっていないのですが、少しづつ完成に近づいています。
機械にセットしたらできる物ではないので、それぞれ担当の者が一枚づつ仕立てるしかない物。
手作り。と言われるとちょっと違うような気がしますが、一枚づつ手作りには間違いないですね。

残りあと5日!
私もより愉しんで、お伝えしたいこと、やり残しがないよう走り切ります!!
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